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教員の防災士増やせ 南海トラフ備え子供守る/大分
学校に防災士の資格を持つ教員を置く取り組みが大分県内で進んでいる。教頭か副校長が「防災士」という県立学校は全体の約85%。大分市では2年前から全ての市立小中学校に防災士の教員が勤務する。県教委は昨年度、地震などの自然災害に備える目的で、県立学校の教頭・副校長を対象に防災士養成講座を初めて開催した。教職員の指導や外部との窓口業務を担う教頭・副校長にまず資格を取得してもらい、他の教員にも広げる考えからだ。講座は57人が受講。地図を用いて校区内の危険な場所を調べたり、最適な避難経路を探したりする「災害図上訓練」などを行った。大分市は、2014年度に教職員向けの防災士養成講座を初めて開催。市立の全小中学校から教職員に受講してもらい、取得を促した。県教委や大分市は「子供の命を守るため、今後も教員に対して取得を呼びかけていきたい」としている。【9月24日 読売新聞より】