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日本の自然災害リスク「世界17位」って高いの?国連大学
国連大学の環境・人間の安全保障研究所が25日に発表した「世界リスク報告書2016年版」によると、地震、台風、洪水、干ばつ、海面上昇の5種類の自然災害について28項目の指標を分析した結果、温暖化による海面上昇が危惧されている南太平洋の島国、バヌアツとトンガが1、2位となり、続いて毎年台風が直撃するフィリピンが3位になった。日本は自然災害に見舞われるリスクでは4位だったが、インフラ整備や対処能力、適応能力などが評価されて、脆弱性では最下位のスイスに近づき、総合評価では17位になった。世界リスク報告書2016年版は、自然の脅威がもたらす被害を軽減するためのインフラ整備の重要性を強調し、上位の発展途上国への国際的人道支援の必要性も指摘している。【9月1日 ハザードラボより】
▼国連大学 世界リスク報告書2016年版:インフラ未整備は災害の危険性を増幅させる
http://jp.unu.edu/media-relations/releases/worldriskreport-2015-food-insecurity-increases-the-risk-of-disaster.html#info