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津波発生時、港か沖か 南伊勢町が漁船避難地図を作製/三重

三重県南伊勢町で海上避難地図が完成した。南伊勢町は県内でも有数の水揚げ量を誇る漁師町。南海トラフ地震が発生した場合、町内には50センチ以上の津波の第一波が早い場所で8分で到達すると想定されている。このため操業中に津波が発生した場合、陸に向かうのか、沖に向かうのか、どちらが早いのか判断に迷うケースが懸念されていた。町は2013年から愛知工業大などと連携して研究グループをつくり、海上での避難訓練を実施し、23隻の漁船が各海域でサイレンが聞こえるか、津波の発生を知らせるメ-ルが受信できるか、防災無線の個別受信機が使えるかなどを確認した。完成した海上避難地図は、表は町全域、裏面は7つの地域別になっている。三重外湾漁協の畑金力常務理事は「漁業者のみなさんが地図を基に自らの判断で避難するのが命を守る唯一の手段。判断材料にしていただきたい」と呼び掛けた。【3月8日 中日新聞より】