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洪水タイムライン普及へ 静岡県、主要河川で策定/静岡
静岡県は県管理の主要河川で洪水に対応する事前防災行動計画(タイムライン)の策定を進めている。6月に運用を開始した太田川と原野谷川の計画をモデル事例に、県内全域への普及を図る。太田川と原野谷川のタイムラインは、県と地元・袋井市、関係機関で組織した検討会で半年間かけて策定した。計画づくりで留意したのは、「早めの判断」。大雨や洪水などの警報発令後、災害発生が予想された時点で速やかに避難所を開設し、台風最接近が夜になる場合は、夕方までに住民避難を完了させるなどと定めた。県土木防災課の担当者は「ソフト面の避難対策は、被害の最小化に必要不可欠。関係機関が災害時の行動を事前から相互確認でき、迅速な対応につながる」と効果を強調する。洪水タイムラインについて、県は浜松市内を流れる馬込川で来年の出水期までに同市と連携して策定を完了し、県内の洪水予報河川と水位周知河川の計約50カ所にも広げる方針。【8月9日 静岡新聞より】
▼静岡県 太田川・原野谷川タイムライン
https://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-320/measures/timeline.html