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火砕流発生の範囲拡大 焼山噴火災害想定/秋田

29日、秋田県秋田市で、秋田焼山(鹿角市、仙北市)の噴火による土砂災害を想定した緊急減災対策砂防計画検討委員会が開かれ、噴火口の想定を広げたことにより、新たに仙北市の玉川温泉や鹿角市の後生掛温泉の付近にも火砕流が及ぶ恐れがあるとの報告があった。検討委では、現在の噴火口の設定を見直し、過去1万年以内に形成された火口を全て抽出、それぞれの半径500メートルを想定火口として拡大した。その上で、噴火後に想定される現象として、火山ガスや岩石などが一体となって高温・高速で流れ落ちる火砕流、火砕流で解けた雪が泥流化して流れる融雪型火山泥流、降灰などが発生する可能性を、噴火の規模別に検討した。今後は、想定される現象のうち、火砕流についてはダム構築などのハード整備では対応できず、発生時には逃げるしか方法がないため、減災の検討対象から除外。砂防計画では、火口から土砂が噴出する火口噴出型泥流、融雪型火山泥流、降灰後の土石流を対象に緊急の対策を講じる方針。【3月1日 読売新聞より】