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災害時には井戸水を…飲料水提供で自治体と天然水販売会社が協定/和歌山
和歌山県白浜町は26日、災害時に飲料水を優先的に町民に提供してもらおうと、同町の天然水販売会社「南紀白浜富田の水」と防災協定を締結することになり、役場で井澗誠町長と加藤悦代同社社長が「井戸水の給水協力に関する協定」に調印した。同町が締結した防災協定はこれで40件目となるが、水については初めてという。災害時に避難者らの飲料水を確保することは重要な行政課題であり、町の働きかけで同社の協力が得られることになった。同社は平成7年から事業を始め、「富田の水」として販売している。水をくみ上げている井戸は2本あるが、営業用に使っているのは1本(日量150トン)だけで、同350トンの井戸について、現在は使用していないという。協定では、災害時に未使用の井戸から町がトラックに搭載した給水タンク7個に水を入れ、避難した町民や観光客に供給する。町によると、全町民が1日に必要な飲料水は約230トンのため、この井戸だけで必要な水は確保できるという。【7月27日 産経WESTより】