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熊本地震 地震調査委「現状程度の活動 当分続く」
14日で発生から1年になる熊本地震について、政府の地震調査委員会は、「地震活動は全体として低下しているものの現状程度の活動は当分続くと考えられる」とする見解をまとめた。地震調査委員会は、明治22年に熊本県西部でマグニチュード6.3の地震が発生したあとの6年間に、その周辺で同じ規模の地震が3回起きたことを挙げ、「九州地方では、大地震の発生から数年のうちに同じ規模の地震が発生した例が複数ある」として今回も留意する必要があると指摘している。委員長を務める東京大学地震研究所の平田直教授は、記者会見で、「熊本地震が発生する前と比べれば、地震活動はまだ高まった状態にある。過去の例から、今後も強い揺れに見舞われる地震が起きる可能性があるので室内の家具を固定するなど、被害を防ぐための対策を日頃から進めてほしい」と話している。【4月12日 NHKニュースより】
▼地震調査研究推進本部 2017年3月の地震活動の評価
http://www.static.jishin.go.jp/resource/monthly/2017/2017_03.pdf