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相対性理論応用 標高差の精密測量に成功 世界初

東京大学大学院の香取秀俊教授らの研究チームが、アインシュタインの一般相対性理論を応用し、時間が流れる速さの極めてわずかな違いから、2つの場所の標高の差を精密に測ることに、世界で初めて成功した。研究チームは、レーザーを使って時間をはかる光格子時計と呼ばれる、極めて精度の高い時計を開発し、東京・文京区の東京大学と、15キロ離れた埼玉県和光市の理化学研究所に設置。その結果、2つの地点での流れる時間の違いから、センチメートル単位で標高差の測定に成功した。ただし、まだ現在は測定に数時間かかるうえ、5センチ程度の誤差があるため、数分以内にミリ単位の誤差で測定できる技術の実現を目指している。香取教授は「標高の変化をリアルタイムで把握できれば、火山活動や地殻変動をとらえて災害を予測できるようになる。日本のアイデアで生まれた光格子時計で科学に貢献したい」と話している。【8月16日 NHKニュースより】
▼国土地理院 超高精度の「光格子時計」で標高差の測定に成功
http://www.gsi.go.jp/uchusokuchi/uchusokuchi61001.html