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県、ツイッター活用 幅広く災害情報収集/大分

大分県は昨年4月の熊本・大分地震を教訓に、「ツイッター」を幅広く災害情報を集める手段の一つとして導入した。今回の福岡・大分豪雨では県災害対策本部内に情報収集班を設置し、職員2人が投稿内容をチェックした。分析には災害情報だけを抽出する人工知能のシステムを使い、「大分県」や「日田市」など地域を絞り込み、「土砂災害」「冠水」といった災害の種別で検索、どこでどのような発信があるかを調べた。災対本部を設置した7月5~15日で分析した投稿は数百件以上。重要な情報もあり、日田市のJR久大線の鉄橋流失を最初に伝えたのはツイッターだった。同市の大肥川が氾濫し、住宅地や農地を襲った情報も入手。県防災対策室は「水位計のデータ以外に、状況が分かったのは大きい。被害の『つぶやき』が多かった日田と中津に重点的に人員配置するなど災害対応に役立った」としている。同室は「情報が幅広く入ってくる点は有効だった。熊本・大分地震では熊本県でデマが出回るなど万能な手段ではない。課題を洗い出し、災害時のツイッターとの付き合い方を検討したい」と話している。【7月31日 大分合同新聞より】