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石垣島で記録的暴風 複数要因重なったか/沖縄
台風15号は23日夜、先島諸島の南の海上で再発達し、非常に強い勢力で先島諸島に接近し、石垣市登野城では23日午後9時すぎに、昭和16年に統計を取り始めてから最も大きい71メートルの最大瞬間風速を観測した。台風のメカニズムに詳しい名古屋大学の坪木和久教授によると、23日に台風が通過した海域は深さ100メートルくらいまでの海水の温度が比較的高く、台風が発達しやすい状況だったという。さらに台風の中心が石垣島付近を通過したため、中心の50キロから100キロの範囲の風速が最も大きい雲がかかり続けたために、記録的な暴風となった。坪木教授は「日本に近づいた段階で、これほど中心の目がはっきりしている台風は比較的珍しい。今後、勢力はやや弱まるとみられるが、九州では暴風や高波、大雨に厳重な警戒が必要だ」と話している。【8月24日 NHKニュースより】