ニュース
防災関連の最新ニュースをご紹介
糸魚川火災 避難勧告が迅速な避難に結びつかず/新潟
昨年12月、新潟県糸魚川市で発生した大規模な火災で、住民の避難行動を調査した結果がまとまり、避難勧告が出ている中で火の様子を見ていた人が全体の40%近くに上るなど、避難勧告が迅速な避難に結びついていなかったことがわかった。災害時の避難行動を研究する東京大学の廣井悠准教授は、避難勧告の対象となった363世帯の住民がどのような行動をとったのか、対面調査や調査票を送る方法で30代から90代までの男女102人から回答を得た。廣井准教授は「火の様子を見るというのは火災特有の行動だが、飛び火によって、気付いたら逃げ道がふさがれてしまう場合もある。避難勧告が出たら迅速な避難が必要だ」と指摘している。【3月22日 NHKニュースより】