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訪日客向けにホテル、百貨店で災害対応の整備相次ぐ

阪神・淡路大震災以降、防災対策を重視してきた関西の宿泊施設や商業施設が、急増する外国人観光客の避難誘導態勢を充実させている。神戸ポートピアホテル、ホテルニューオータニ大阪などは、宿泊客に避難経路の確認などを求めるパンフレットに7カ国語を併記している。また、リーガロイヤルホテルは、宿泊客が外出先で被災した場合に備え、ホテル周辺地図や連絡先を日本語と英語で記した携帯用カードを配布している。非常時の館内放送に外国語を追加する動きも広がっているが、いずれのホテルも「緊急時は客室を回って切迫度を伝え避難誘導する」ことが基本とみる。ピクトグラムの活用などが今後の検討課題という。商業施設でも、高島屋大阪店が、昨年11月から緊急地震速報の自動館内放送システムに中国語、英語、韓国語を加えた。阪急百貨店梅田本店、阪神百貨店梅田本店も昨年12月、災害時の館内放送に英語、中国語を追加。売り場スタッフが英語と中国語で誘導できるようポケットサイズの文例集を携帯させ、カウンターには避難誘導の際に掲げる旗を配備した。大丸梅田店は、緊急性を重視して館内放送は日本語、英語の2カ国語。政府関係者によると、平成27年の訪日外国人旅行者は過去最高になっており、受け入れる関連業界で、避難誘導の態勢整備の重要性は高まっている。【1月17日 産経WESTより】