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農業用ため池、防災ダムに ゲリラ豪雨被害防げ/静岡
近年頻発するゲリラ豪雨被害を防ぐため、静岡県は農業用ため池を防災ダムに活用する研究を、全国に先駆けて産学官協働で進めている。研究に取り組むのは、県と農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)、システム開発を手掛ける民間企業の3者。牧之原市大沢の坂下池に昨年度から水位計と雨量計を設置し、気象庁の降雨予測情報を基に貯水位を予測するシステムの精度を上げる実証実験を行っている。農業で水利用が少ない晩秋から春先は水位を常に下げて管理することで、自然と防災ダムの役割が果たせる。さらに、農繁期と梅雨・台風の影響が重なる夏から秋も、予測システムを使って降雨前に適量だけ放流すれば、年間通じた実効性が高まる。今回の研究は、ため池の洪水調整効果を定量的に示すことも目的で、県は本年度中に成果をまとめる方針。【1月4日 静岡新聞より】
▼静岡県農地保全課 ため池等整備事業
https://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-630/hozen/jigyou.html#tameike