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避難者「情報不足」、秋田市記録的大雨 市の対応、課題残す
記録的な大雨に見舞われ、230棟を超える住宅が浸水被害を受けた秋田県秋田市で、一時避難所に身を寄せた市民から「周辺地域の状況が分からず不安だった」「市から具体的な情報提供が不足していた」との声が上がっている。同市雄和新波地区の観測点・大正寺では7月22、23の両日、降り始めからの雨量が305ミリを記録。国道341号など周囲の道路は土砂崩れや道路の冠水で通行止めになり、地区は一時孤立。雄物川と支流の新波川の水があふれ、地区内の住宅の多くが浸水被害に遭った。地元自治会長の池田幹博さんや消防団員らの呼び掛けで避難した計145人は23日、大正寺連絡所と旧大正寺小学校で一夜を過ごした。避難所には市職員が常駐していたが、近くの道路の通行状況、市全体の被害状況、今後の見通しなど、その時に知りたい情報を伝える掲示板はなかったという。市は浸水域が広範囲にわたり、被害状況の確認や避難者の受け入れで精いっぱいだったと説明するが、市民への情報伝達に課題を残した。【8月2日 秋田魁新報より】
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