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避難行動、自ら考え 災害マップ使い訓練/岩手

岩手県陸前高田市は19日、同市横田町で、今年新たに製作、全戸配布した土砂災害・洪水ハザードマップを使った土砂災害避難訓練を行った。避難場所をあらかじめ定めた会場型訓練と異なり、住民自らマップで安全な場所を判断し「てんでんこ」で移動する実践的な内容。同市で初の取り組みで、行政と住民が一体で自然災害から命を守る地域づくりに臨んだ。長雨で降水量が200ミリを超え、土石流や崖崩れの危険があるとの想定で実施した。住民は警戒区域、避難所などの情報が載ったA2判マップを使い、指定避難所、公民館、学校、個人宅などに移動。避難者名簿に氏名を記し、行政全8区の代表が各区の避難者数を集計して地区本部に報告した。訓練は警戒区域外に出るのを原則としつつも避難先を限定せず、身を守る行動を住民自ら考えてもらうという狙いがある。安全性、実用性が高い場所を市指定の避難所とすることも視野に入れる。【6月20日 岩手日報より】
▼陸前高田市 土砂災害・洪水ハザードマップ
http://goo.gl/YjiShc