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鉄道500kmの地震被害を1度に予測

鉄道総合技術研究所は、長大な鉄道構造物の巨大地震による被害を予測する「鉄道地震災害シミュレーター」を開発した。鉄道構造物は、一部でも被災するとその線区での運行が不能になる。東日本大震災では、数百キロメートルにわたる範囲が揺れ、多くの鉄道が被害を受けた。開発したシミュレーターでは、3つの段階を踏んで予測する。第1段階では、地震波が地中をどのように伝播するのかを予測。第2段階では、予測した地震波を使い、地盤の厚さ、強度などの地盤情報を基に、地表面の揺れの程度を解析。そして最後に高架橋などの構造物の諸元と地表面の揺れから、構造物の被害を予測する。スーパーコンピューターの使用で解析時間も大幅に削減でき、地震動の予測では、M7級では約3時間、M9級では1日程度で、それぞれ伝播経路などを解析する。シミュレーションの検証結果によると、地震動については震度階級で±1程度の誤差で、過去の地震動を表現できた。【8月11日 日本経済新聞より】