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長江周辺の集中豪雨 過去最多の雨をもたらしたのは…衛星から一目瞭然

中国の長江流域で、今年4月以降に降った積算雨量が800ミリを超え、過去20年間で最多を記録した原因について、気象庁は28日、インド洋熱帯域の対流活動に伴って、大気の流れが変化し、日本の太平洋高気圧の勢力が強まったことが影響したとの見解を示した。この異常気象を引き起こした原因について、気象庁の地球環境・海洋部 異常気象センターの研究チームは、エルニーニョ現象が終わってからも、インド洋の熱帯域では海面水温が高い状態が続いたため、4月~5月にかけて雲が盛んに発達。これが、日本の南の太平洋高気圧の勢力を強めたため、長江周辺に暖かく湿った南西風が流れ込みやすくなり、前線や低気圧の活動が活発となり、降水量が増えたと結論付けた。気象庁によると、長江流域では例年、6~7月にかけて降水量が最も多く、8月の月間降水量は場所によって最大で250ミリに達する場合もあるとして、今後も予断を許さない状況。【7月29日 ハザードラボより】
▼気象庁 2016年4月以降の中国長江流域の多雨について
http://www.jma.go.jp/jma/press/1607/28b/world20160728.html