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鬼怒川決壊 広域避難計画 来年度策定へ/茨城
鬼怒川と小貝川の氾濫に備えるため、国土交通省や県、常総市など県南西地域の10自治体で発足した減災対策協議会の2回目の会合が11日、筑西市内で開かれた。同協議会は2月に発足し、大規模水害に備える具体策を、事務レベルで2回検討。住民避難では、隣接自治体同士が連携する広域避難計画を17年度中に策定するほか、新しい洪水ハザードマップを18年度以降に各自治体でそれぞれ作る。また、既存の防災行政無線は雨風が強いと聞こえにくいため、無線の改良や防災ラジオの導入を各自治体で順次実施。国交省でも洪水危険度の高い河川沿いに、水位計や監視カメラを取り付ける。避難を徹底させる防災教育では、8月までに各自治体で水防災に関する説明会を開催する。住民の避難手順などを定めた行動計画「タイムライン」は5月末までに各自治体で作成する。併せて今後は、避難勧告・避難指示を発令する首長が参加する実践的な訓練も定期的に開いていく予定。【5月12日 茨城新聞より】
▼国土交通省関東地方整備局「全国に先駆けて取組方針を取りまとめます~第2回鬼怒川・小貝川下流域における減災対策協議会の開催~」
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/river_00000255.html