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<熊本地震>ごみ収集、追い付かず 施設損傷で混乱
熊本市で、地震に伴い発生した災害廃棄物(災害ごみ)の収集が、排出に追い付かない状態になっている。市は順次収集を進め、仮置き場に運んでいる。県循環社会推進課の担当者は「熊本市内は比較的、市民生活の復旧が早かった。土、日曜を中心に片付けが進み、ごみが一気に増えた」と分析する。今回はさらに、一連の地震で一部の処理施設のボイラー設備が破損し、稼働を停止した。生活ごみの収集を制限する事態になり、市民生活の混乱が続く。市が16~23日に収集した災害ごみは1万2830トン。今後、避難状態が解消されるにつれてさらに膨らむ見込み。静岡県は、2014年度末に災害廃棄物処理計画を策定し、全35市町も16年度中に策定を終える予定。県廃棄物リサイクル課の担当者は「県内を4ブロックに分けて市町の広域連携を検討している。計画の実効性を高めたい」と話した。【4月26日 静岡新聞より】