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<蔵王山>噴火警戒レベル5段階/宮城・山形
宮城、山形両県にまたがる蔵王山の火山防災協議会は8日、「噴火警戒レベル」の導入を正式に決めた。火山活動が現状のまま推移すれば、お釜付近の「馬の背登山道」に避難路を整備し、8月までに立ち入り規制を解除することも確認した。現状は活動が静穏なレベル1だが、想定火口域(馬の背カルデラ)内への立ち入りは規制する。今後、気象庁のシステム改修や山麓の自治体による住民説明、防災対策の準備作業などに3カ月程度を要するとみられ、仙台管区気象台は早ければ5月上旬の運用開始を見込んでいる。会議では、自衛隊に災害派遣要請する基準など救助対策を盛り込み、噴火警戒レベル用に再編した防災対策を決定した。新年度は4月に噴火警報の情報伝達訓練を実施し、11月までに火山防災マップを作製する。【2月9日 河北新報より】