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2016年の自然災害による損失額、過去4年間で最悪 独保険大手
2016年に起きた暴風雨や地震などの自然災害で1750億ドル(約20兆円)の損害が生じたと、再保険大手の独ミュンヘン再保険が4日、明らかにした。2012年以降で最も大きい損害額だという。最も大きな損害をもたらした自然災害として、同社は4月に九州で起きた2件の地震と6月と7月に中国で起きた複数の洪水を指摘。全体的にみると、洪水が損害の34%を占めており、過去10年間の平均値21%と比較すると「異例」の数字だと同社は指摘している。同社のジオリスク研究チームのリーダー、ペーター・ヘッペ氏は、「2016年の気象関連災害をいちべつすると、抑制されていない気候変動による影響の可能性が示されている」と述べた一方で、「個別の事象そのものが、気候変動に直接起因することはありえない」と指摘している。【1月5日 AFPBB Newsより】