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5年前の豪雨経験もとに住民が無事避難 朝倉/福岡

福岡県朝倉市平榎地区は、今月5日の豪雨で地区を流れる複数の川の水があふれ、複数の住宅が流されたり、床上まで浸水して大きな被害が出たが、37世帯92人の住民は全員無事だった。全員が無事に避難できた大きな理由は、5年前の九州北部豪雨での経験だということである。この豪雨で平榎地区では小さな川のそばにある住宅が1棟、床上まで水につかる被害が出た。それ以来、住民の間ではこの小さな川の水量と浸水被害が出た住宅の状況が避難をする際の1つの判断基準になったということである。雨が強くなった5日の正午ごろ、様子を見に行った住民が、川が増水し、5年前に浸水被害が出た住宅が床下まで水につかっているのを確認した。独自の判断基準に水位が達したとして、すぐに声を掛け合って高い場所にある住宅に避難を始め、そのおよそ1時間後に濁流が地区を襲った。平榎地区に住む日野洋さんは「日頃からの住民どうしの強固なつながりに加え、5年前の経験で地域住民の防災意識が向上し、無事に避難することができた」と話していた。【7月11日 NHKニュースより】