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M7.3の大地震 「長周期地震動」関東まで伝わる

16日に熊本県で発生したM7.3の大地震では、熊本県や大分県で震度6強や6弱の激しい揺れを観測し、「布田川断層帯」という活断層帯の一部の長さ30キロ前後が、ずれ動いて起きたと考えられている。東京大学地震研究所の古村孝志教授が、各地に設置された地震計のデータを基に、今回の大地震の揺れがどのように伝わったかを解析したところによると、地震発生直後、揺れは布田川断層帯に沿うように東西に向かって伝わっていき、特に震源の東側で揺れが強まっていることが分かった。地震の揺れは発生から30秒程度で九州全域に広がったほか、およそ4分後には関東まで伝わり、近畿や愛知県、それに関東の平野部では、その後、揺れが長い間続いていたことが分かった。今回の大地震で、関東地方では震度1以上は観測されておらず、この揺れは周期の長いゆっくりとした「長周期地震動」だという。古村教授は「規模が大きな地震の際には、離れた場所でも長周期地震動による超高層ビルなどへの影響にも注意が必要だ」と話している。【4月18日 NHKニュースより】
▼東京大学地震研究所 2016年4月14日熊本地震
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/?page_id=183&id=12595