まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

中嶋洋子(なかじま・ようこ)

中嶋洋子(なかじま・ようこ)

造形絵画教室「アトリエ太陽の子」主宰・代表
日本南画院/準同人
現代南画協会/評議員

生年月日:1952年4月28日
出身地:岸和田生まれ、神戸在住
最近の防災・減災活動:
講演…福島県いわき明星大学、神戸学院大学、兵庫県立佐用高校、滝川中学校、IN SEA(国際美術教育学会)、ひょうご環境体験館、ろっこう医療生協、加古川市幼稚園教職員人権教育研究会、にて。
著書…アートによるコミュニティ活動の実践(明治図書出版)、個性をひき出すアート教室と教材の工夫(明治図書)
イベント…インターナショナルキッズデイ

・地域防災にはまったきっかけは?

造形絵画教室アトリエ太陽の子は阪神・淡路大震災の激甚地区、神戸市にあります。愛しい教え子達やその御家族が震災の犠牲となりました。震災当時、絵画によって心に傷を負った子ども達の心を癒す事が出来るという事を痛感しました。阪神・淡路大震災以降は子ども達と共に絵画を通じた「震災・命の授業」や被災地(新潟中越地震、インド洋大津波、中国四川大地震被災地等)の子ども達への絵画を通じ、支援活動を実施。芸術の力が子ども達の心のケアに繋がると確信したからです。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

阪神・淡路大震災から20年。あの時の悔しさ悲しさ教訓や反省、そして生きたくても生きれなかった人達の分まで一生懸命に生きていくという事を、未来を担う子ども達の為に伝え続ける事が大切です。防災訓練や防災知識を身に付けるだけでなく、もっと根本的な生きる力「なんとしても生き抜くぞ!」という力を養う事、そして被災地ではまず子ども達の心のケアの為の命の授業が大切だと感じています。アトリエ太陽の子では、その事を実践するために、全身を使っての共同制作による「命の表現」絵画制作授業を継続しています。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

被災地では子ども達の心のケアが後回しにされていると感じています。
ですので、アトリエ太陽の子では東日本大震災以降「命の一本桜プロジェクト」を中心に活動を継続。(8m×3.2mの巨大な紙に学校単位などで、40人~400人での共同制作によって大きな一本桜を描く活動)
活動は兵庫県内約2800人や、東北被災地の学校のべ53校3400人の子ども達に心のケアの為の絵画出張授業として実施。子ども達は津波や原発に対しての悔しさを朗々と語る事が出来ません。だからこそ吐き出す為にも絵を描く事で全身を使って思いっきり語ってもらいます。子ども達に『思いっきり語ってもらう』為には、アトリエだけでは限界があります。絵で語る為には『命の一本桜』プロジェクトをパッケージ化し、子ども達の一番身近におられる学校の先生方にお伝えさせて頂き、より多くの被災地の子ども達の心のケアに役立てればと考えております。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

・村井雅清様…被災地NGO協働センター顧問。阪神・淡路大震災以降、国内外の被災地に中長期的な支援活動の在り方を提案し続け、継続されておられる、災害ボランティアの先駆者のお方です。
・小野寺正司校長先生…アトリエ太陽の子が継続してお伺いし続けている気仙沼市立階上小学校前校長(現・気仙沼小学校校長)「神戸の震災と復興を学びたい」と、何度もアトリエ太陽の子に教員の先生方を派遣され、アトリエでの防災交流展でも講演にお越し下さいました。
・河野雅晴先生…2009年兵庫県佐用町豪雨災害当時、緊急対策本部となった県立佐用高校にて教頭として御尽力され、校長着任期には精力的に東北支援活動を実施、継続されています。(現・ひょうご環境体験館館長)


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

災害に立ち向かって行く為、風化を防いで行く為には、防災について強く思う人同士が分野を飛び越え、手を取り合って繋がっていく事が一番大切だと感じています。
ですので、このTEAM防災ジャパンは、素晴らしい企画だと思います。
当サイトに参加させて頂き、感謝申し上げております。
今の日本の防災教育の中に、芸術の可能性を1人でも多くの方に知って頂けたら、そして、このサイトで繋がっていけたら大変嬉しいです。

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