まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

中村仁(なかむら・ひとし)

中村仁(なかむら・ひとし)

芝浦工業大学 システム理工学部 環境システム学科 教授

生年:1962年
出身地:東京都
最近の防災・減災活動:
1) 密集市街地の防災性能評価の再検討と福祉・産業と連携した新しい市街地整備手法の検討、密集市街地の環境改善まちづくり
2) 気候変動・大規模水害に対応した土地利用計画・空間デザイン、気候変動をふまえた水害対策まちづくり
3) 大規模災害からの復興まちづくり、復興まちづくりイメージトレーニング
4)超高齢社会に対応した地域安全システムの検討
5) 都市の多様性とレジリエンスに関する計画論の探求

・防災に取り組み始めたきっかけは?

直接のきっかけは、1995年の阪神・淡路大震災です。被災地の復興と同時に、東京や大阪などの木造密集市街地の対策が重要であることを強く認識しました。また、容易には解決できない難題であり、やりがいのあるテーマであると感じました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

東京都墨田区北部には、災害危険性の高い木造密集市街地が広がっています。このエリアを対象に10年以上、調査研究や地域活動をしています。これまでのところ、災害リスクが大きく減少するまでの成果は出ていませんが、地域での多様なネットワークが強化されてきていることを感じます。特に、近年は、芝浦工業大学の学生が自らプロジェクトを企画して、「防災遠足」の実施、「防災観光ふろしき」の作製など、地域の多様な住民、専門家、団体、企業、行政と協働してさまざまな活動を展開しています。そのことで地域での新しいネットワークが広がっています。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

防災活動だけを考えるのではなく、防災活動も含めた多様な活動と連携して、地域でのつながりを強化していくことが課題であると思います。例えば、地域での健康、福祉、経済、環境、教育、文化などの活動と連携しながら防災活動を進め、これまで以上に活動の幅を広げ、ネットワークを強化することが課題であると思います。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

時間的制約から、地域の活動になかなか参加できない層、例えば、子育て中の方、仕事で多忙な方などが、無理をせずに、気分転換になるようなかたちで楽しく活動に参加できる工夫が必要であると思います。例えば、芝浦工業大学の学生が企画して、例年実施している「防災遠足」は、広域避難場所まで長距離避難をする防災訓練イベントですが、避難経路上にさまざまな見学ポイントを設け、遠足のように楽しく参加できる工夫をして、多様な参加者を集めています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

防災を切り口に、防災以外のさまざまな活動と連携した活動を紹介し、共有できるサイトに展開することを期待します。

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