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運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

佐藤健一(さとう・けんいち)

佐藤健一(さとう・けんいち)

アジア航測株式会社 東北コンサルタント部 技師長
(元気仙沼市総務部 危機管理監兼危機管理課長)

生年月日:1953年7月21日
出身地:宮城県
最近の防災・減災活動:
本リレー寄稿に紹介いただいた小松さんとご一緒させていただきながら、全国の都道府県・市町村に出向いて、職員向けの研修を行ったり、各地での住民向けの講座などで、東日本大震災の課題などについてお話しさせていただいております。

・地域防災にはまったきっかけは?

私が気仙沼市に奉職したのは、昭和53年宮城県沖地震の1年前でした。爾来、長年にわたり漁港や海岸の施設整備に携わり、ハード面から防災の道に入ったのが私の地域防災の始まりとなります。その後、1989年三陸沖地震の津波警報時の課題を機に、「気仙沼市潮位・津波観測システム」を自主開発・設置したことにより、住民避難に重きを置いたソフト面からの津波防災(減災)といった地域防災に本腰を入れて取り組むことになり、今日に至っております。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

行政においても防災は1人よがりではできない仕事ですし、緊張感を維持していかなければならない仕事だと思います。災害に対し、多くの人の命が守られなければならない。そのためには、住民自らが災害を具体的にイメージし、避難行動などに直結することが求められますが、イメージとは人其々が、千差万別であることを意識しながら、動的訓練を通じ避難に結びつける役割の色々な立場の人達(結び手)が増えることが肝要かと思います。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

東日本大震災をはじめ、多発する激甚な自然災害のため、住民には脅威としての災害は浸透していると感じていますが、他人事ではなく、現実的に自分の身にも起きるかもしれないものとして捉え、避難行動につなげることが喫緊の課題であると思います。また、行政においては発災時には総力戦で取り組む必要があるのですが、自治体の防災担当者の方々との話に出るのは、防災業務に対する他の部署との大きくなっている温度差のことです。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

気仙沼市教育長の白幡勝美さんです。
高校の教員時代から、気仙沼市独自の津波計の設計・製作指導や、校長時代の生徒、教員への防災、また、教育長に就任後も児童・生徒の教育現場での防災に熱心に取り組まれ、東日本大震災時には、子供たちの避難や授業の復旧、避難所としての学校施設の運営などに尽力され、私にとっては、長年にわたり災害と戦う戦友であり、尊敬する先輩であり、師でもあります。なお、現在も防災教育に積極的に取り組んでおられます。
もうお一人は、大阪市立大学准教授の地質工学、活断層研究、地質学を専門とする原口強さんです。
鳴り砂の研究でのお付き合いから始まり、東日本大震災前からの三陸沿岸の過去津波の痕跡調査や、震災直後からの市庁舎に泊まり込んでの海底および、浸水域の調査などを精力的に行ってくださいました。あらゆるジャンルの知識が豊富で、世界中を行動範囲としているナイスガイな先生です。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

いろんな立場の多くの人とのネットワークにより、自然災害等への多岐にわたる取り組みの門戸が広がっていくことを期待いたします。

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