まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

倉野康彦(くらの・やすひこ)

倉野康彦(くらの・やすひこ)

静岡県西部危機管理局危機管理課長

生年月日:1956年
出身地:静岡県掛川市
最近の防災・減災活動:
平成19年度に、避難所運営ゲームHUG(ハグ)を開発しましたが、おかげさまでその後全国に普及しました。
また、東日本大震災では、事前にHUGを体験していたため避難者の受け入れが落ち着いてできたとの報告があり、ゲームの有効性が確認されました。
HUGの手法を活用できる分野はまだまだあるので、水害バージョン、外国人向けやさしい日本語バージョン、救護所併設バージョン、ホテル旅館バージョン等の姉妹ゲームを開発中です。
最近、内閣府の防災スペシャリスト研修、市町村職員中央研修所(市町村アカデミー)、全国市町村国際文化研修所(JIAM)等の全国規模の研修カリキュラムにHUG(ハグ)が導入され、講師として参加しています。また、新聞やテレビで報道される機会も増えてきました。
HUGについては、「避難所HUG」で検索するとたくさんヒットしますので、ぜひ検索してみてください。

・地域防災にはまったきっかけは?

人事異動で土木部局の防災担当になったのがきっかけで、その後危機管理部局へ異動となり、以後ずっと防災業務に従事しています。
他の行政分野と違い、いろいろアイデアを出しある程度自由に仕事ができるのが魅力です。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

防災対策は、それについて考えれば考えるほど一般化・抽象化されて机上のものとなり、現場から離れていく傾向にありますが、それを常に現場の近くに戻して実際に役立つものにする必要を強く感じています。
最近、図上訓練が盛んになってきています。HUGも図上訓練のひとつですが、情報の動きを俯瞰的に理解したり、誰かの役になって災害対応を考えたり、大量の情報を大勢で同時に処理するなど実働訓練ではできないことをやれるのが図上訓練の良いところだと思います。
もっと広い分野にこの図上訓練のノウハウを活かせたらよいと思います。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

今の社会では、人と人との結びつきはますます弱まる傾向にあり、体を使った実体験よりバーチャル体験が注目される傾向も強まるばかりです。
また、高齢化・少子化の進展などにより防災活動に従事できる人は減少し続けています。
こうした傾向は止めることはできませんが、今ここに居るみんなの力を合わせて次の災害にどう備え、対応するかが大きな課題だと感じてます。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

仙台市東四郎丸児童館長の小岩孝子さんを推薦します。震災のときは、施設に押し寄せる避難者に落ち着いて対応し、震災後は市民の皆さんとともに震災の教訓を活かした仙台発の防災ゲームを作るなどバイタリティーに満ちたスーパーレディです。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

チーム防災ジャパンという言葉はとても良い響きですね。
こういう場所で情報交換できれば、みんなで力を合わせて次の災害に対処するためにきっと役立つと思います。

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