まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

光増智(みつます・さとる)

2017年9月27日

光増智(みつます・さとる)

北海道災害リハビリテーション推進協議会 理事長
https://dorat.jimdo.com/

出身地:兵庫県川西市

・防災に取り組み始めたきっかけは?

2013年秋に開催されたJRAT(大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会)の研修会に参加したことが契機となりました。お恥ずかしながら、当時は災害時にリハビリ職が静脈血栓症予防や嚥下食の提案、生活不活発予防など、被災者のみなさまに主体的に関わって活動していることをよく知らないまま研修会に参加し、その必要性と重要性を強く感じたことを記憶しています。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

我々は、北海道内にて、JRATの地域JRATとして活動を開始したのですが、組織発足後はリハビリ職内でも、災害リハビリの認知が十分ではなく、組織化に大きな課題を感じていました。しかし、熊本地震の際、北海道内のリハビリ関連職が一致団結し、派遣スタッフの募集をホームページやさまざまなルートで行い、北海道から災害リハビリチームを3隊派遣でき、全員無事帰還できたことが、これまでで最も良かったことです。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

災害リハビリの必要性がまだ十分認知されていないことです。高齢化社会と呼ばれて久しいのですが、高齢者や障害者・障害児の方々が、避難所や仮設住宅で生活されることは、地域社会や介護サービスなど、何とか体調を維持していた地域やサービスの激変を意味します。体調を崩したり、時に災害関連死に至る場合もあります。リハビリ介入で被災者支援の「質」の向上を図る必要を、一般市民の方や保健師を始め行政の方々にもっと啓蒙する必要があると痛感しています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

手前味噌で恐縮ですが、当協議会は、北海道内のリハビリ関連職の集まりです。ここで集うメンバーとの出会いが繋がって良かった人々です。また、北海道庁危機対策課の皆様も繋がれて良かったと感じています。今後、繋がりたい団体は、道内の保健師や行政の方々です。被災者の健康維持のためのノウハウ・システムを共有したいです。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

全国規模で普段繋がることのない方や団体と繋がり、今までなかった視点や考え方が持てるきっかけになると思います。このサイトは、我々の目指す「より質の高い支援」につながる大切なヒントが隠されている宝の山なのではないかと期待しています。