寄稿者様への御連絡は、各御所属先へお問い合わせください。
- 主な活動地域
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神奈川県 横浜市
- 最近の防災・減災活動
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生年月日:1948年2月23日
出身地:岡山県
最近の防災活動:
2015年2月号 近代消防「阪神大震災から20年地域に密着した防災活動の取り組み」を寄稿
2015年2月、3月 新宿NPO活動交流・支援事業:地域防災の講師(新宿の柏木&榎町地域)
2015年2月1,17「あの日を忘れない」防災市民フォーラム〜炎の津波から子供たちを守るために〜
・地域防災にはまったきっかけは?
阪神・淡路大震災のとき、神戸元町の安田火災海上保険株式会社(現損保ジャパン日本興亜)兵庫本部の総務課長として赴任中、西宮の社宅で、家族ともども被災。何が起きたか全くわからず呆然自失でした。関西では絶対地震は来ないと思い込み、 社員としても個人としても、地震の備えは全くしていなかったのを恥じて、名古屋、静岡、横浜、新宿の転勤先で阪神の教訓を語り継ぐ活動を続けて参りました。2014年3月末定年後もボランティアで、職縁がある新宿、静岡、千葉で活動を継続しています。
・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?
現役世代は超多忙で、地域との共助は手間がかかり困難です。7月2日の新宿駅周辺防災対策協議会/新宿駅周辺地域再生緊急整備協会共催のセミナーで、瀬尾征男元東京海上火災保険(株)取締役神戸支店長・元東京海上リスクマネジメント社長が「現地災害対策本部のトップとして大震災を語る」の講演を予定。私が冒頭に、損保OB・OGの防災を考える有志の会事務局として趣旨説明を予定しています。
会のメンバーは7名です。現役世代をサポートして、行政・他業態などのOB・OGとの「ゆるやかな横糸」を紡いで、地域のために汗を流す新宿西口高層ビル街モデルができればと願っています。
・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?
6月12日新宿戸塚地区協議会まちづくり分科会で、早稲田大学佐藤滋研究室の牧野修士が、町会長の防災のお話と紙芝居防災あかずきんちゃん(炎の津波)と地震に強い街の模型・延焼及び避難シュミレーションを組み合わせた小学校出前授業の提案をしました。
町会長と学生のコラボで小学校出前防災授業が実現できれば、防災に無関心な若い子育て世帯と町会を繋ぐ赤い糸が見いだせるかも知れません。損保協会のぼうさい探検隊・新宿区耐震補強推進協議会と繋ぎながら、多々障害はありますが実現に向けて全力を挙げて支援するつもりです。
・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。
泉瑞則昭氏は、損保協会のOBで、損保協会のぼうさい探検隊の発案者です。協会の静岡支部長も歴任しています。6月1日には人形劇稲むらの火の静岡県側の窓口だった方が静岡大学教授になられたので、幹事役になっていただき、ご苦労様会を開催しています。有志の会事務局の代表と併せてNPO法人人形劇稲むらの火の会員にこの7月からお願いしています。
首都直下地震と南海トラフ巨大地震に備えるためには、個社レベルでは限界があります。業界全体の取り組みの必要性を訴えるには、最適な方です。
・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。
有志の会は、まだ先が見えているわけではありません。TEAM防災ジャパンへの投稿を通じて、損保だけでなく他の行政及び他業態のOB・OGの方とのゆるやかな横糸を紡ぐことができればと願っています。
縦に強く個別最適解が得意な強みを活かしシビアアクシデントに強いレジリエンスな社会にするためには、以下の事由からOB・OGを活用すべきです。(単年度成果とは無縁/人及び組織の動かすノウハウを持つ/時間が自由になる/本音で話ができる/ライバル同士もノーサイド/人事異動と無縁)
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