まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

吉本洋(よしもと・ひろし)

吉本洋(よしもと・ひろし)

社会福祉法人恵寿会 老人総合福祉施設グリーンヒルみふね 施設長

生年月日:1971年12月4日
出身地:大分県大分市(結婚後、熊本県上益城郡御船町)
最近の防災・講演活動:
講演履歴
・2018年3月6・7日 千葉県社会福祉協議会 防災力強化研修NO.2
・2018年7月10日 北九州市福祉事業団 災害時のおけるケア~熊本地震を通して学ぶ~
・2018年8月23日 東京都羽村市3特養施設長会 羽村3施設合同防災研修
執筆活動
・平成28年熊本地震 あの時私たちは①(仮称)10月発行予定(現在執筆中)
・平成28年熊本地震 あの時私たちは②(仮称)2019年1月発行予定(現在執筆中)平成28年熊本地震 あの時私たちは③(仮称)2019年4月発行予定(現在執筆中)

・防災に取り組み始めたきっかけは?

平成28年熊本地震がきっかけです。自分自身の準備不足で震災直後から復旧までの間、たくさんの方々にご支援をいただきました。恩返しの意味で、自らが被災体験をしたことを時系列でまとめ、『被災体験施設』として講演活動を行っています。講演内容は、一福祉施設で実際に起こった出来事や管理者としての苦悩をお伝えしています。皆さんお一人お一人がさまざまな立場で、何かを感じとっていただけたらと想い、全国に発信しています。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

職員を大切にしたことです。職員は家族もいながら施設入所者の命を守らなければいけません。そこで職員とその家族を施設内に泊まるように早急に判断しました。また、食事の心配がないように女性職員が日替わりで、職員向けの炊き出しを実施し好評をいただきました。これが一つの要因か定かではありませんが、地震が直接要因となる離職者はゼロで今もよほどの理由がない限りの退職者はいません。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

『平時の連携なくして、非常時の連携はない』 
職員間もそうですが、法人間のつながり、個人のつながりは日頃の連携が出来ていないのに、非常時だけ都合のいいつながりは出来るはずがありません。日々の活動やつながりが有事の際に大きな力を発揮します。今の仲間を大切にしてほしいと思います。大切なつながりを続けた組織や個人はきっとあなたの力になってくれることでしょう。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

防災のつながりというとすぐに思いつくのが、近隣施設との提携です。しかしながら熊本地震では広範囲に及んだ内陸型の地震でした。ネットワークを組んだ者同士が被災する可能性があります。出来れば都道府県外に連携できる施設があるといいと思います。また各地方に、コアとなる施設が災害支援拠点となり被災地へ届けるシステム構築が今後の課題だと考えています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

防災・減災とよく最近使われます。災害は防ぐことはできません。災害は減らすことは出来ません。どんなに頑丈な建物をつくっても壊れます。災害は起こるべき場所で起こるのです。むしろ災害という大きなものに立ち向かっていく備えこそが大切です。災害に備えること私たちは備災と呼んでいます。意識改革もそうでしょう、過去の災害を知ることも大切です。備災文化を全国に広げてこれからも講演活動に励もうと思います。

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