まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

大坪久美子(おおつぼ・くみこ)

2019年3月22日

大坪久美子(おおつぼ・くみこ)

NPO法人Nプロジェクトひと・みち・まち(通称「Nプロ」) 理事長
富山市清水町区防災会理事・副会長、富山県総合雪対策推進会議、他委員
防災士、ビオトープ管理士(計画・施工)2級

出身地:富山県高岡市
最近の防災・減災活動:地域防災を老若男女で盛り上げていきたいとお考えのみなさんから相談・依頼を受けて、防災講座の企画をするとともに講師としても活動しています。 自治体、連合自治会(自治振興会)、町内会、自主防災組織、社会福祉協議会、公民館、園・学校・保護者会などの方々から、現状や希望を丁寧に聞き、効果的な訓練や講座を一緒に企画し、「みんなの力を活かす」防災推進に取り組んでいます。「Nプロ」では、防災×福祉×環境×男女共同参画×子育てというように多分野を重ね相乗効果のあるアプローチで、持続可能な地域づくりをめざして活動しています。
・「みんなの力を活かす防災講座」企画開催
・「みんなの力を活かす地域防災テキスト」制作中

・防災に取り組み始めたきっかけは?

「Nプロ」で女性の視点を活かした地域づくりに取り組む中で、2009年、阪神・淡路大地震の体験を聞く講演会をはじめとした「防災力アップ」講座を開いたのがきっかけです。そこでは、主に女性や子どもたちが被る避難生活での二次的な被害について、ニュースなどではなかなか報じられなかった重い実態が語られました。さらに311の東日本大震災でもその問題が挙げられていて、今、本気で取り組まなければと感じました。女性ももっと地域の防災・減災の推進・意思決定の場に参画し、地域の防災体制を進化させていく必要性を痛感しています。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

日ごろの自治会活動はじめ地域防災では役員のほとんどを男性が担っている現状があります。そこで、もっと多様な人の力・視点を活かす(=男女共同参画)の地域防災体制づくりを進めたいと、各地域から男女2人ずつの4人チームで防災実践プランをつくる「みんなの力を活かす防災講座」を企画、実施しました。男女混合で多様な発想で検討する体験から新しいプランが次々と出て、参加者の方々から「今日参加してよかった、今後の地域活動に活かしたい」との声が多数寄せられました。この成果を次につなげる事業を現在検討・準備中です。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

上記の講座は、地域の民間団体や、行政の防災や男女共同参画の担当部署に声をかけて、協働で実施することができました。私個人としても防災士の資格をとり、住んでいる地域の地区防災組織の役員となりました。働きかける側も多様な人が協力して、全ての人が地域防災の主体者となれるように、日ごろから男女半々ほどでわいわいと一緒に検討する地域づくりを進めていきたいと考えます。高齢者や障がいのある人、子育て世代の人、若者、外国籍の人、アパートやマンション住まいの人などが意見を出しやすいように、もっと横のつながりを広げたいと思います。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

全国で地域防災や男女共同参画の促進をしているキーパーソンの方々とのネットワークによって、情報を得てエンパワメントすることができ、とても感謝しています。そこで学んだことを地域の現場で活かすため、講師として活動しています。地域防災に協力的な企業の方々の存在も非常に心強くてありがたく、もっとつながっていきたいと考えています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

このように防災に取り組む人が見えるポータルサイトがあることはとても有意義だと思います。防災の分野は広いので、さまざまな得意分野を持つ人々が、互いに出会い、情報交換して、さらに新たな協力を生み出せる場になるといいなと思います。そして、誰もが身近に目にするサイトとなって、みんなが防災をもっと自分ゴトに感じるようになっていくといいなぁと願っています。