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運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

大西賞典(おおにし・しょうすけ)

2015年8月18日

大西賞典(おおにし・しょうすけ)

加古川グリーンシティ防災会 会長
http://www.greencity.gr.jp/greencity_bousaikai/

生年月日:1962年3月31日
出身地:兵庫県加古川市
最近の防災・減災活動:
【普及活動】「防災とは自分の大切な人を守ること」を主軸に、普段の生活に防災を取り入れた「生活防災」のスタイルを構築、楽しくなければ防災の輪は広がらない「楽しく防災活動をやろう」というテーマで多彩なアイデアを仕掛け、地域防災力の向上を図る。
【出演】コミュニティFM放送局BAN-BANラジオ「防災SHOTBAR」2008年4月より放送・防災インターネットラジオ「E-KGBネットワーク584」2007年1月より放送
【著書】防災だより「見つけよう防災の種」「今こそやろう減災式」「やっときゃよかった、やっててよかった防災式」・「非常持ち出し本DIB」・「防災ゲーム災害ハンター」

・地域防災にはまったきっかけは?

被災直後の神戸に入ったとき、道路に貯まった泥水をくんでいた人達の姿に衝撃を覚え、このようなことを自分の家族にやらせたくない、でも家族という小さな単位では解決できないことだとの強い想いが湧きだしたことと、震災3日目に「お父さん、お母さん」と声を上げて泣きながら歩く、小学5〜6年生位の女の子とすれ違いました。当時の私は、その女の子に声すら掛けてやれなかった一生残る「悔い」への反省が地域防災へきっかけとなっています。この反省が現在の防災活動「あいさつ運動」に繋がっています。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

現代社会は、プライバシーが守られる反面、ご近所付き合いが薄いのが問題。これをいかに解決し、どうすれば仲間を増やし、みんなが防災活動に取り組むことができるようになるのか。そこで考えだしたのが「楽しくなければ防災の輪は広がらない。楽しく防災活動をやろう」というスローガンを掲げ、住民の方々に対し『あいさつ運動』を仕掛けました。コミュニティこそがライフラインだ。そのコミュニティを強靱なものにする為には“あいさつ”から始めることが最も効果的な活動。「防災、防災」と声高に唱えても人は逃げるばかり。それよりも普段の生活の中で“あいさつ”から始める生活防災が重要だと考えました。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

多くの防災活動に共通点があります。通報、避難、消火、救助、炊き出し、応急処置、避難所運営等々。それらは「生き残った人」を対象とした活動で、言い換えれば、災害の瞬間に亡くなった人は対象外の活動です。私たちが目指す防災活動は、災害の瞬間に死なない防災活動です。生き残った人達が助け合うことも大切ですが、まずは「災害ごときで死なないこと」を目標とし、日々の生活の中で備える力を蓄える「生活防災」を目指しています。防災とは何なのか?何故、防災活動を行わなければならないのかを考え、その結果「防災とは自分の大切な人を守ること」、そして自分の大切な人を守る為に「自分も死んではいけないこと」と定義したのです。防災活動は全国一律の備えではありません。自分の大切な人を守る為には、地域や単位の中で考えるオリジナルな防災が大切なのだと考えています。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

「生活防災」の生みの親である京都大学防災研究所巨大災害研究センター矢守克也教授をご紹介させて頂きます。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

防災は、多くの人と繋がれる楽しみや喜びを持っています。楽しみや喜びがあれば継続できることに繋がります。もっともっとTEAM防災ジャパンの輪を広げましょう。