まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

小松剛(こまつ・たけし)

小松剛(こまつ・たけし)

長野県伊那市総務部危機管理課・主査

出身地:長野県伊那市 最近の防災・減災活動:・長野県自主防災組織リーダー研修講師 ・社会福祉協議会ボランティア交流研究集会講師 ・市内学校防災アドバイザー ・被害状況調査(H30西日本豪雨災害・岐阜県)

防災を取り組み始めたきっかけは?

長野県危機管理部への派遣です。その前年長野県は、豪雪をはじめ南木曽における土砂災害、御嶽山噴火災害等、長野県では年度中4回の災害対策本部を設置しました。私も、同年11月に発生した長野県神城断層地震には、被災宅地危険度判定士として調査に入ったほか、翌年の御嶽山噴火災害再捜索では、活動調整担当として現地対策本部にて事務を行いました。限られた時間で何ができるか、効率的・効果的に調整するにはどうするか、判断に必要な情報は何か…等を考えながら過ごしました。
災害時1人では対応できません。多くの協力と頼れる仲間がいる安心感を知りました。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

いくつかの被災地で調査をさせていただきましたが、そこで聞く言葉には重みがあり、私達に多くのヒントを与えてくれました。現在は、それらの教訓を活かし、地域で「できること」と「できないこと」を整理していく作業を行っています。形になるには時間がかかりますが、まだまだ防災は他人事ですので、根気強く関わっていく必要があります。
また、地域の皆様は日常から色々な役割があり、防災対策は地域にとって大きな負担です。負担の継承でなく、「もっと気軽に、柔軟に取り組める雰囲気を作りましょう」とお伝えしています。地域を動かすのは、やはり地域です。私達はそのきっかけを作ること。じっくり付き合うことで、少しでも力になれたと思います。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

「逃げ遅れゼロ!」の地域づくりに向け、「主体的な地域の育成」や「動ける共助づくり」をテーマに、地域の皆さんと一緒に取り組みを進めていますが、高齢化や地域関係の希薄化、支援者不足等による地域力の低下は顕著で、地域防災は現実に逆行する取り組みかもしれません。だからこそ、「地域力が大切!近所の協力を!」という言葉が無責任にならないよう、可能な限り地域に入り、意見を交わしています。それが最も効果的で、地域が動く瞬間を感じています。
「防災だけ」では多様化する社会には弱いかもしれません。しかし、防災をきっかけに先を考える。そのために、今すべきことを考える。課題を地域で共有することが大切だと感じています。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

昨年度より、社協・ケアマネ・民生委員の方々向けの研修を実施しているほか、日頃から福祉関係者との関わりを密にしています。防災と福祉は一体です。しかし、難しい分野です。行政でも縦割りの傾向が強く、それぞれ日常業務で手一杯です。昨年度「災害時住民支え合いマップ」のリーフレットを作成しました。マップづくりをツールのひとつにして、意識を変え、個々の不安を小さくする作業を続けています。関係者が不安やあいまいな部分を互いに理解し、補い合いながら進む関係づくりに重要性を感じています。
また、様々な研修でお世話になった先生方や自治体の皆様、長野県危機管理部の皆様には今も多くのご指導をいただいています。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

皆様の経験や考えを知ることで視野が広がります。防災の業務は多岐に渡りますが、日々の業務に追われ、自分の視野が狭くなってしまうことがあります。そのような時、このようなサイトは良き刺激を与えてくれます。
防災と同様、日常から切り離せないものとして、広く浸透し、多くの皆様の参考になることを期待しています。

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