まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

尾本吉弘(おもと・よしひろ)

尾本吉弘(おもと・よしひろ)

安城市役所市民生活部危機管理課
元名古屋大学減災連携研究センター受託研究員、防災士、法務博士

生年月日:1980年生まれ
出身地:愛知県名古屋市

・地域防災にはまったきっかけは?

3.11の3週間後に現在の職務に就き、防災行政に携わるようになったことです。
震災直後の緊迫感の中、自分の地域に同じような災害が起こったら何ができるだろうと想像しながら仕事をしていたら、あっという間に4年が経ってしまいました。
各地で大きな災害が続いたことから、近時になって防災のさまざまな分野で法改正が続いています。課題は尽きませんが、私が悩みながら地域防災に取り組んでいると、周りの関係者や地域の方も、一緒になって前向きに取り組んでくれるので、地域防災は大変にやり甲斐があります。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

防災・減災について「本気で考える」ことです。
本気とは、何も必死になることではないと思います。災害について正確な知識を身につけて、防災・減災を自分のこととして自分の頭で考えて、少しずつでも実践を心掛けることが何より大切だと思います。
自己の災害のリスクを過小評価してしまうのは人間のクセだと思います。ですので、自分の地域で起きうる災害について、正しく知って適切に恐れることが、まずは地域防災の第一歩だと感じています。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

災害対策をどこか他人任せにしてしまっている風潮と、災害についてきちんと学ぶ機会が少ないことです。
災害について正しく学べば、自分自身がきちんと対策しないと、災害による被害は防げない、ということが分かります。
また、それと同時に、自分ひとりで対策していても、災害による被害はなかなか防ぎきれないということも分かると思います。
「日常から地域の多様な主体が連携して防災・減災に取り組んでいく仕組みづくり」は、さまざまな防災法の改正で共通する視点ですが、それがなかなか浸透していないのは。防災・減災についてきちんと学ぶ機会がまだまだ少ないからかもしれません。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

現在は消防士として幸田町消防署に戻られていますが、幸田町役場から派遣されて、私と同じく名古屋大学減災連携研究センターで受託研究員をされていた小川真護さんを紹介したいと思います。
一昨年度に、愛知県西三河地域の行政や企業で、防災・減災に向けて連携して取り組む「西三河防災減災連携研究会」が、名古屋大学の協力のもと発足しました。
同じ西三河からの受託研究員ということで、小川さんにはいろいろとお世話になりました。研究熱心で、どんな方とも連携できるパワーの持ち主です。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

一人ひとりが本気になると、周りの人々が変わって集団が変わります。一つ一つの集団が本気になると、社会が変わると思います。
防災・減災を本気に考えて取り組む人の輪が、TEAMとして繋がりながら広がり続けると良いなと思いますし、私もその中のひとりでありたいです。

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