まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

山中弓子(やまなか・ゆみこ)

山中弓子(やまなか・ゆみこ)

九州キリスト災害支援センター(九キ災) 熊本ベース 看護部
https://www.facebook.com/kumamotoshien/

生年月日:1968年8月19日
出身地:兵庫県神戸市
最近の防災・減災活動:NICU病棟防災係(前職にて)、熊本県及び大分県の地震災害による災害看護支援と仮設自治会支援、九州北部豪雨災害による災害看護支援、メディアへの被災地支援などの現状及び課題報告の取り組み、看護学生等への災害看護講演、ぬいぐるみプロジェクト、防災ホイッスルライト啓蒙活動、トラウマを持つ子どものためのタッチケアなど。現在は上記の活動を行ないながら、福岡県朝倉市内避難所の救護所に常駐。
関西情報ネット ten. 「熊本地震1年 兵庫県出身の看護師が見た復興の今」

・防災に取り組み始めたきっかけは?

阪神・淡路大震災時は兵庫県の実家で被災しました。その後、縁があって神戸市東灘区の本山第三小学校避難所で約半年間、避難所運営と救護に携わったのがきっかけです。
当時の「出来たこと、出来なかったこと」が一日も忘れることが出来ず、次に起きる災害に関して何か形にしなければと思い続けていた日々でした。その後に起きたJR福知山線脱線事故もきっかけとなり看護師に。昨年起きた熊本県及び大分県の地震災害から本格的に災害看護支援を行なう様になりました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

熊本ではボランティア看護師の窓口や受け皿がなかったこと、医療支援団体間の連携が困難であったことが課題でした。
また、22年前はボランティアと行政機関とは敵対関係の構図にありました。被災された方もボランティア達も先の見えない不安や上手く行かないことのイラ立ちが「文句」となって行政の方々への攻撃となっていることも多かったように思います。ボランティアベースで出来ることと行政にしか出来ないこと、各々の特性を活かして「被災されている方々や地域にとってのベスト」を構築し支援していく為に連携を図っていくことが課題でした。

上手くいった事として・・・
災害医療支援団体での所属の有無に関わらず「専門職として一人でも出来ることがある」と確信していたので私は熊本には単身で入りましたが、徐々に諸団体と連携しながら活動することでより多くのニーズに対応することが出来る様になりました。
また現状所属している看護部でボランティア看護師の窓口を設置し多くの専門職を医療機関や助産院、高齢者施設、避難所、地域の看護支援を必要としている所へ派遣することが出来たことです。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

看護師の立場から今後の災害看護支援について大きな課題があると思っています。発災直後のボランティア看護師の受け入れ体制が行政ベースにないこと、そう言った機関の体制が整っていないことや周知がされていないこと、中長期にわたる看護支援の体制が整っていないこと、看護支援機関の連携が構築されていないことではないでしょうか?この課題に対して、医療(看護)、教育、福祉の3本柱で災害時専門職支援ネットワークを立ち上げようとしているところです。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

益城がんばるもん協議会(MGM)、KVOAD、JVOAD、MRT(医療系リクルート会社:医師、保健師、助産師、看護師のボランティア募集と派遣をしてくださいました)、よみうりテレビ、熊本日日新聞、産経新聞、各看護系大学、国際飢餓対策機構、セイブザチルドレン、ワールドビジョン、救世軍、クラッシュジャパン、オペレーションブレッシング、熊本ハーベストチャーチ(九キ災立ち上げ時に核となった教会)をはじめとする諸教会、福岡県看護協会、フェリシモ等(敬称略)です。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

この度は貴重な機会をありがとうございます。
災害支援はつくづく つながり が不可欠ですので、TEAM防災ジャパンさんのご活躍を期待しています。今後ともよろしくお願い致します。

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