まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

山中晶一(やまなか・しょういち)

山中晶一(やまなか・しょういち)

高知市防災対策部地域防災推進課(地域防災推進係長)

生年月日:1974年4月27日
出身地:高知県
最近の防災・減災活動:
高知市防災対策部地域防災推進課に勤務し、南海トラフ地震対策を中心とした地域防災力向上に従事する。「地域との協働による公助の推進」と、「自主防災組織(約740組織)や学校等への講習会講師、防災活動の企画・支援(主催・共催・講演等)」などの「主体的な自助・共助の育成」に取り組んでいる。

・防災に踏み込んだ(取り組み始めた)きっかけは?

高知市地域防災推進課への配属がきっかけで、地域防災の現場の最前線に身を投じるうちに、「地域防災は現代社会の課題の縮図であり、課題の最先端にいる」ことに気が付きました。
社会や地域の様々な課題に対して、「地域防災」が切り口となって、「個」や「地域」を活性化していくのではないかと思い至り、依頼、毎日・毎晩、地域防災のど真ん中に身を投じています。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

現場の最前線で地域防災力の向上に取り組んできた結果、自主防災組織の結成率や津波避難施設の飛躍的な向上等、一定の成果はあがりましたが、これまでの町内会や自主防災組織に代表される地縁のコミュニティだけでは、限界も見え始めてきており、「新たな地域防災の担い手」が必要です。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

「高齢化が課題」「若者層や女性が参加していない」などが地域防災の課題に挙げられますが本当にそうでしょうか。
大事なのは、「高齢者」「若者」「女性」「障碍者」などと区分してこれを課題視する傾向と、この区分ごとに対策を講じようする机上の論理です。 地域の現場では常に「多様な個々」が関係性を持ちながら存在しなければならないはずです。
高知市には、使命感をもって活発に活動している大学の防災サークルや、女性を集めたママさん防災カフェの活動もあり、「多様な地域防災の担い手」が増えております。この「多様で主体的な個々がお互いの強みを発揮できる場所」が「災害にも強い地域」に他なりません。この「多様で主体的な個々がお互いの強みを発揮できる場所」の創出こそが、地域防災の取り組みであり、これからのまちづくり・地域づくりの道標です。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

「多様で主体的な共助」の創出・育成・拡大を現場で実践していますが、これを仕組みや制度として置き換えると、「地区防災計画(制度・学会)」に行きつきました。当然、ここでご研究されている先生や全国の実践者とのつながりは、日本の共助の取り組みを大きく変えていくものだと思っています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

防災に取り組む多様で主体的な実践者が、自然とつながれるようなプラットフォームになることを期待しています。また、つながって終わりではなく、「繋がり」から「形」が生まれてくるような機会としなければなりません。

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