まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

山田美貴(やまだ・みき)

山田美貴(やまだ・みき)

元・気象庁職員、防災士、非常勤講師(主に地学、物理、化学、生物、英語、数学)

出身地:東京
最近の防災・減災活動:
・「NPO法人びなパートナーシップひろば」主催の「びなセミナー」において、防災部分を担当させていただき、その中でHUGを行いました。
・女性向け防災講座、子供向け「天気図を描こう」など
・2013年3月19日のスポーツ報知Lで、日頃の備えについて掲載していただきました。

・防災に取り組み始めたきっかけは?

約20年間気象庁で、陸、海、空とさまざまな分野の仕事に携わり、被災地の現地調査にも赴きました。東北地方太平洋沖地震が最後のお仕事になりました。自然災害を全く無くすことはできないけれど、備えや知識がほんの少しあるだけでも命を失くさないで済み、被害の規模を小さくできることを痛感しました。大きな災害は、大きなニュースにもなるので注目されやがちですが、毎年同じような自然災害で多くの命が失われています。意識の低いままレジャー感覚で赴く登山における遭難、雪や突風による事故や熱中症など、楽しい思い出となるはずのレジャーでも、毎年必ず失われなくてもいいはずの命が失われています。知ってさえいれば、気が付いていれば、命を失わずに済む情報や知識を、正しく伝え、正しく活用してもらうことが私の使命だと感じるようになりました。正しい知識と正しい行動を楽しみながら学んでもらいたい。過去の災害を風化させず、もっと身近に防災・減災を感じてもらえるような活動をしたいと思い、今に至ります。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

いつもお世話になっている、発達障害のこどもたちの支援を行なっている〝NPO法人びな・パートナーシップひろば”とのセミナーをさせていただきました。震災を機に防災・減災のセミナーが多くなりましたが、発達障害の避難者にフォーカスしてHUGを行うことで、より臨場感のある訓練を行うことができ、具体的な対策を考えることができたと、ご好評をいただきました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

非常時のスムーズな復旧のためには、速やかにそれぞれの役割をこなすことがいちばん大切なことです。国、自治体、自治会や市民それぞれが、その時にやるべき役割、できることがあります。いざという時に地域と公的機関がスムーズに繋がれるように、日頃から繋がっていけるようにしていきたいです。自治会の防災避難訓練を行なっていた時、毎年地元の消防署さんが協力して下さっていて、119番通報の練習や非常ベルを押す体験もさせてくれました。前年度に依頼をすれば起震車の貸し出しも可能なこともあるので、防災・減災意識の向上やお互いの顔つなぎと共に、日頃からのつながりが大事だなと思った経験でした。
また、地学について興味がある子供達は多いのに学校であまり学べていないことを危惧しています。地球について知ることが災害を知ることにもつながるので、地球について学べるよう、教えられる人がいない教育機関との繋がりもこれからの課題だとも思っています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

NPO法人びな・パートナーシップひろば、首都圏多言語支援ネットワーク地球市民交流会。災害時に、どうしても弱者となってしまいがちな発達障害をもつ子供達やその家族、外国人の方々の対策などについて、大いに勉強させていただきました。
学校や公的な防災機関と、一般の方々との橋渡しができるといいなと思っております。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

防災・減災において非常に重要な「つながり」の素晴らしい場だと思います!様々な地域での様々な分野の方々の取り組みはとても参考になりますし、刺激になります。自然災害だけではなく、これからはテロなどへの対策も必要になる時代になってくると思うので、そのような方々と繋がれ、協力しあえる場になっていただけたら嬉しいです。

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