まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

岸江竜彦(きしえ・たつひこ)

岸江竜彦(きしえ・たつひこ)

三重県防災対策部 防災企画・地域支援課 係長

生年月日:1976年8月28日
出身地:三重県
最近の防災・減災活動:2020年 三重県職員防災人材育成指針の策定
2019年 みえ防災・減災センター専門講座「市町防災担当職員研修」講師
2019年 東日本台風 長野県中野市への対口支援
2018年 大阪府北部地震、平成30年7月豪雨、北海道胆振東部地震 各被災自治体支援(人と防災未来センター研究調査員として支援活動を実施)
2016年 熊本地震 熊本市への物資支援活動

防災を取り組み始めたきっかけは?

高校三年生の時に発生した「阪神・淡路大震災」がこの道を志すキッカケとなり、安心して暮らすことができるまちづくりがしたいと思い、学生時代に土木工学を学びました。学生当時、神戸市消防局が公表していた「雪」の消防職員手記をずっと読んでいました。被災地で活動する職員の姿を具体的にイメージしたのはこの時が初めてでした。
そして、この学生時代に河田恵昭先生の講義を受講できたこと、4回生の時に京都大学防災研究所に受け入れていただき、学べたことが、私の防災・減災の取組の基礎になっています。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

私が経験した最初の災害対応は、平成16年9月の台風第21号でした。当時は地域の建設事務所に勤務していました。
発災前日の夜に停電の通報で豪雨の中管内パトロールを行ったこと、発災当日朝、寮が冠水しそうになったので車を避難させたこと、河川氾濫や道路の寸断が多数発生したため、その後事務所に泊まり込み対応にあたったこと、事務所の中で被害調査の計画と進捗管理を担当していたため「現場に行かせてほしい!」と上司に懇願したこと、災害調査で寸断された道路を越えて山頂まで歩いて調査したこと、その後の膨大な復旧業務を担当したこと…など、とても大変でしたが、まだ若手職員の時期に貴重な経験を得ることができました。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

最近、防災の中でも各分野の専門化・細分化が進み、自分の専門分野以外は知らない状況になりつつあると感じています。各分野の守備範囲が重なり合いヌケ・モレを無くし、役割分担しつつも連携が可能となるように、各自が持つ専門分野以外へアウトリーチする姿勢が必要だと感じています。
また、大規模災害に立ち向かうには「防災」という世界で活動をする人だけでは不足します。そのため、普段「防災」に携わっていない方でも防災・減災に関する基本的なことを理解して、日常の生活や業務の中に反映していただくことが重要だと考えています。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

私の防災・減災活動の幅が一気に拡がったのは、三重県で開催している「さきもり塾」(現:みえ防災塾)と、「人と防災未来センター」で行われている「災害対策専門研修」でした。ここで出会った講師の先生方、研究員の皆様、そして共に学んだ同じ行政職員や地域・企業の方々との繋がりができ、相互に情報交換を行うことでかなり広い範囲で考えることができるようになったと思います。
また、総合防災訓練など比較的大きな訓練がある場合は、各自の訓練のために参加するだけでなく、他の多くの団体と連携した訓練を目指すと、訓練を通じて様々な団体の方々と顔の見える関係ができると思います。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

個人的な繋がりが無い方であっても、被災地でお会いした際に、「あっ!TEAM防災ジャパンに掲載されていた方ですか!」という感じで繋がることができると、被災地での支援活動がとてもスムーズに進むと思います。このような緩い繋がりができるサイトを期待しています!

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