まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

川口淳(かわぐち・じゅん)

2020年4月15日

川口淳(かわぐち・じゅん)

三重大学 大学院工学研究科・准教授 同大 地域圏防災・減災研究センター・社会連携部門長 三重県・三重大学 みえ防災・減災センター 地域・企業支援グループ長

生年月日:1965年9月22日
出身地:愛知県名古屋市
最近の防災・減災活動:地元マスコミ(中日新聞三重総局+三重テレビ)防災勉強会 座長,防災特集
三重県内各種防災関連協議会・委員会(市町防災会議,各種検討委員会)
三重県内の地域の防災活動の支援多数
三重県内の防災教育の支援(県教委:防災ノート監修,学校防災リーダー育成,悉皆研修,市町教委:学校防災アドバイザー)

防災を取り組み始めたきっかけは?

1995年阪神・淡路大震災で日本建築学会の建物被害の調査団のメンバーとして被災地の調査を行った事がきっかけです。
建物の耐震設計が専門であるので、建物ばかり調べその結果,最新の耐震基準が機能したと結論づけました。その後5年後に研究室を持つことになり、当時の写真を見かえしたときに、自分は人の命を救うための研究をちゃんとできているのか?という自問することに。
現行耐震基準は機能しても、6000人を越える人の命が失われた原因は建物であり、市民に向き合う必要性を強く感じることになりました。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

はじめて地域の皆さんと活動したとき(20年前)地域のリーダーに「大学人は信用できない。俺たちをネタにして論文だけ書いて、地域にフィードバックをしてくれない。」と言い放たれ、つらい思いをしました。その後、そのリーダーのもとに何度も通い、やっと信頼を得て活動の成果が出たことがいちばんの思い出です。
その後、研究成果ファーストから地域に何が残せるかファーストの活動をしようという信念を持つきっかけになりました。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

20年以上地元の行政・マスコミ・住民・学校・事業所とのつながりを意識して活動を行い、大学と県の共同で防災・減災センター設置まで実現することができました。ただし、大学の中の仲間はなかなか増えず、残念に感じています。理由は、このような地域活動は大学教員として評価されないことが多いし、面倒くさい仕事だから。
でも、地域のかかりつけ医はやはり必要です。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

地域地震情報(株)の取締役の川合一明氏です。出合った当時、地元企業の社長を務められていて、地震対策についてご相談に乗ったことがきっかけ。その後、緊急地震速報を活用するための会社の設立に尽力された上、現在は川口が所属するみえ防災・減災センターの企業防災アドバイザーを努めていただいています。
「身の丈に合った,実効性がある防災対策」が口癖。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

南海トラフ地震など、この国の存続に関わる巨大災害にそなえ、まさに様々な人の英知を結集する必要があると思います。
防災はひとりでできる事ではないし、できない事はできないと言い、できるようにみんなで知恵を絞ることで乗り越えることができると思います。このサイトではぜひ,そのようなつながりをどんどんつくっていってほしいと思っています。