まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

徳永伸介(とくなが・しんすけ)

ながす減災応急手当救命会(NDF)
ながすクロスロード研究会 企画部長

生年月日:1977年10月31日
出身地:熊本県長洲町
最近の防災・減災活動:現役消防士としての熊本地震における災害対応。ファシリテーションを通した地域の防災活動など。

・防災に取り組み始めたきっかけは?

現役消防士として日常災害対応を行なっており、消防士を拝命してから防災が仕事です。地域防災活動としては、熊本県の防災士養成研修「火の国防災塾」を受講したことがきっかけです。防災士講座で一般住民がどのようなことを学び、どのような人々がいるのか?公務員(消防士)の立場から地域に飛び出し、住民と同じ目線で地域防災を考えてみたいと思ったことがきっかけです。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

防災士となるきっかけの「火の国防災塾」の地方版で「ながす防災塾」を企画し、町民で作る減災グループ(NDF)を結成しました。楽しく防災を学ぶクロスロード(災害対応シミュレーションゲーム)を中心にDIGや非常食WS、心肺蘇生法を町内で行なっています。団体はできたのですが、町民の参加は少なく防災塾は上手くいったとは言えませんでした。そして、2016年4月の熊本地震…その震災から一年後の4月に「クロスロードのつどい全国大会」を被災地の熊本市で開催しましたが、県内外から多くの方が集まり、企画は満員御礼の大盛況で終えました。残念ながら被災したことによって本企画は上手くいったと言えます。人間は起きなければ気づけない生き物なんだと、被災県となって改めて痛感しているエピソードです。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

今回の熊本地震後に、様々な方の経験談や感じたことを聞く中で「普段から色んな土地、様々な年代、多種多様な人々と繋がりを持っておくことが大事」と耳にします。震災対応で自然とリーダーになった方、対応が上手くできたところに共通したのが「備災」と「つながり力」だと感じています。緊急的に必要となってから構築しようにも、双方向の関係性がなければ一方向の支援となります。一方向ではなく双方向だから受援となるのです。適度なバランスでの多地域との関係性と信頼関係こそ、日常から整えておくべき「備災(つながり)」だと考えています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

ひとつひとつ全ての繋がりが大切ですし、これまでの繋がりも新たな繋がりも良かったと思っています。災害に大小がないように、繋がりにも大小はありません。防災分野の繋がりだけでなく、異質な多様性に富む繋がりをこれからもひとつひとつ大切にして生きたいと思います。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

サイト上で互いを知るつながり(ネットワーク)として、多種多様な防災人をご紹介いただける場は貴重な場です。いつかリレー寄稿した方々が顔を合わせて情報交換ができる「つどいの場」が設けられたら良いのではないか?とも思います。
その時はトリプルボランティアとして、被災地で計画すると「観光」「伝達」「災害(復興)」それぞれのボランティアをコーディネートすることにもなり、このサイトだからできる支援にもなるように感じます。