まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

成ヶ澤亨(なりがさわ・とおる)

成ヶ澤亨(なりがさわ・とおる)

三陸鉄道株式会社 統括営業担当部長
宮古市観光審議会委員

生年月日:1962年3月28日
出身地:岩手県宮古市
最近の防災・減災活動:亜細亜大学経営学部ホスピタリティマネジメント特別講義、岩手県立大学「いわて学」、一般社団法人プラズマ・核融合学会第33回年会特別講演(於:東北大学青葉山キャンパス)など

・防災に取り組み始めたきっかけは?

阪神・淡路大震災です。添乗業務で成田空港に向かおうと、自宅を出る少し前の発災でした。テレビは、崩れ落ちた高速道路を映し出し、そこには関西への修学旅行などで日頃お世話になっているバス会社の車両が辛うじて留まっており、ありえない光景に言葉も出ませんでした。その後、地元自治体や学校に対し、北淡震災記念公園や神戸港震災メモリアルパーク等の視察・学習を企画提案し、実施につなげていったことが防災への取組のきっかけです。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

旅行業部門を中心とした社内チームとしての活動となりますが、東日本大震災津波発災後の5月から、被災企業の社員として正確な現地情報をリアルタイムで伝えよう、かつ地域経済の活性化に寄与しようということで、着地型企画の「被災地フロントライン研修」を開始しました。これまで多くの皆様をご案内し、後に社員が発案した、現在運行中の「震災学習列車」にもつながっています。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

ある面で「つながっていない」こと。例えば食料品をはじめとする救援物資の取扱方。避難所の収容人員より物資が少ないと受け取れない。逆に多く届いても、過剰分を他団体には提供できない。届いた物資を分ける人材がいない、など。また、被災箇所や訪問動機の経年変化等により、視察団や観光客が減少していることから、交流人口の拡大が喫緊かつ長期的な課題です。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

震災語り部をはじめとした、地域ガイドの皆様です。定型ではなく、独自の語り口で話す防災や土地の歴史などの話は、大変勉強になります。同じ場所、施設でもガイドさんの話があるかないかで、受ける印象は全く違ってきますので、是非ガイドさんの案内付での視察、観光をお勧めします。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

当地では「津波てんでんこ」という言葉があります。「まずは自分の命を確保して安全なところへ逃げろ」という、ともすれば他人を思いやらない意味に受け取られがちですが、その根底にあるものは、互いのつながりを信頼すること。TEAM防災ジャパンには、防災情報を共有する(=つなげる)プラットフォームとして、大いに期待しています。

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