まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

村野淳子(むらの・じゅんこ)

村野淳子(むらの・じゅんこ)

社会福祉法人 大分県社会福祉協議会

生年月日:1963年6月
出身地:東京都
防災・減災に関する活動:
障がい種別による課題を確認する研修会、避難所生活での災害関連死や状況悪化者を最小限にとどめる「備災」「減災」活動、避難所を「被災者支援拠点」(地域の被災者全体のための支援をつなぐ拠点)として機能させる訓練の開催、地域リーダー育成(被災地となった時に被害状況からどんな支援が必要なのか判断できる)、多種多様な団体による市町村単位でのネットワーク構築

・地域防災にはまったきっかけは?

大きく2つあると思います。私は社会福祉協議会の職員ですから、被災した地域の社協職員の姿勢というか想いというか、地域住民のために何とか出来る限りのことをしたいと奮闘する多くの社協職員に出会ったことだと思います。
もう1つは、被災地で支援活動を行っていると被災された方々と直接話をすることが多いです。その時に皆さんがおっしゃるのが“被災地責任”です。多くの支援をいただいたからには、次に被災するかもしれない地域の人に同じ苦しみを味わわせたくないとおっしゃいます。自分たちの苦悩をきちんと伝えなければと、活動する被災された方々に出会ったことで、その声をたまたま聴くことのできた自分は、その想いに応えることができているのか…自分に出来ることを、行動を起こさなければと思ったことの2つです。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

これは3つ

  1. 日常のつながり
    地域のつながり、多団体のつながり、県域のつながり、広域のつながりなど、地域のつながりから大きな組織のつながりと、段階的につながっていることが必要だと思っています。
  2. 日常のしくみ
    つながりだけで動くことと、仕組みがなければ動かないことがあります。それを日常きちんと仕組みにしておくことが必要だと思います。ただ、これまでの仕組みは縦割り、団体別など、包括的な仕組みができていないので、その仕組みづくりが必要だと思っています。
  3. 地域・団体のキーマンの育成
    これまで支援活動を行ってきて、同じ災害、同じ地域はありませんから、地域事情を理解した被災地の方が、自分たちの受けたい(最適)支援はどんなことなのかが言えるキーマンの育成が必要だと思っています。外から応援に入る活動者は、全国的につながりどのような支援が必要なのかをこれまで構築してきています。しかし、被災地域の方がその支援を有効に生かしきれていないと感じています。

・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

これは2つ

  1. 教訓から学び、備える
    被災地では多くのことを学びます。ただ、報告書の内容が正確だと言えない事実があることも知っています。事実を追及されることは困ることなのかも知れません。しかし、同じ失敗を繰り返さないために、同じ苦しみを地域住民が被ることがないように、事実を学び備えることが必要だと痛感しています。
  2. 将来の地域像を描いての対策
    将来の人口構成等を予測し、その対策を行うということを教えてくださった方がいらっしゃいます。漠然と考えてはいましたが、具体的に数字にすると怖くなります。その視点での対策も遅れていると非常に感じています。

 ・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

地域では少子高齢化や過疎で大変だと漠然と話しています。他の地域と比べての違いや、どのくらい大変なのかを数字でご教示くださっている、IIHOE「人と組織と地球のための国際研究所」代表の川北秀人さんをご紹介します。最初に人口構成等から、今後地域ではどんなことが予測され、どう備えておくべきかを教えていただいたときに、感覚で考えていてはだめで、しっかり数字を押さえた上で活動をしなければと思いました。みなさんにも是非、知った上で備えて欲しいと思います!


・ TEAM防災ジャパンへの想いをお願いいたします。

防災って言葉を使うと、特別なことが出来る人ではないと無理だろうという印象を持ってしまう人が多いと思います。私は、住民の命と暮らしを守る活動だと思っています。そのベクトルが同じなら、活動手法はいくらでもあるとも思っています。多様な方々と想いを共有して、笑顔で次世代にバトンタッチできるよう、ご一緒させていただきたいと思っています。

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