まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

松下麻理(まつした・まり)

神戸フィルムオフィス 代表

生年月日:1962年3月6日
出身地:奈良県奈良市
最近の防災・減災活動:
「BE KOBE」の立ち上げ~市民活動への広がりをサポート  http://1995kobe20th.jp/

・防災に取り組み始めたきっかけは?

神戸市広報官をしていた時に阪神・淡路大震災から20年の節目を迎えました。その前の年に震災後に神戸市民になった人の割合が40%を超え、震災の記憶や経験を継承していくことが大切な時期だと感じました。震災以降、神戸には行政からも、民間からも、助け合って困難な状況を乗り越えるためのさまざまな工夫が行われています。それを行う人達の姿こそ神戸の誇りであり、震災を経験していない人にも受け継いでもらいたいという願いを込めて「BE KOBE」というスローガンを作りました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

震災を経験した人と経験していない人との間の距離を縮めることが必要だと思い、インタビューサイトを立ち上げて、経験していない人からも多くの声を聞きました。特に、震災の時に何もできなかったという気持ちをバネに市民活動を行っている人や、東日本大震災のボランティアに行って「神戸も大変だったでしょ?」と聞かれたことから、神戸の経験を学び、伝えるようになった高校生などの生の声を聞きとることで、多くの人が興味を持ってくれるように努めました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

保健師さんに教えてもらった言葉ですが、「非常時に大切なことは、全て、平常時にある」と思います。
「非常時のために備える」と構えるよりは、「より良い日常を送ることが、非常時にも役に立つ」という考え方を浸透させなければならないと思います。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

高齢者と子どもです。元気なお年寄りが増えて、地域全体で高齢者と子どもが見守り合う社会が実現できればいいと思います。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

どんなに怖い体験をしても、災害の記憶はどんどん薄れます。防災が「やらなければならないこと」では長続きしません。無理なく、楽しくできる防災のアイデアを、たくさん広めて行っていただきたいと思います。