まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

松山とも代(まつやま・ともよ)

松山とも代(まつやま・ともよ)

豊中市健康医療部保健予防課(豊中市保健所)・主幹(精神保健担当、保健師)

出身地:大阪府大阪市
最近の防災・減災活動:豊中市メンタルヘルス計画に基づく「災害時等のこころのケア体制づくり」として
①セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンとの共催で「子どものための心理的応急処置セミナー」を開催.2019年2月(第1回)、6月11日(第2回)・25日(第3回)
②知識の普及のためのガイドブック「傷ついたこころのケア/心理的応急処置」を作成.2019年10月から配布

防災を取り組み始めたきっかけは?

火災や事故に遭遇した人のこころのケアについて市民や関係者から相談を受ける中で、リテラシーの不足を実感。「豊中市メンタルヘルス計画」(2017年3月策定)で「災害時等こころのケア体制づくり」を重点テーマに位置づけました。その中でセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン主催の「子どものためのPFA紹介セミナー」と出会い、コレだ!と思いました。
「人道支援」、「子どものため」ということで多くの関係者がPFAを知れば大規模災害にも対応できると考え、2018年度からセーブの協力を得て計画的にPFAの普及に取り組んでいます。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

計画を推進するメンタルヘルス対策推進会議の中に「災害時等こころのケア体制づくり」にかかる専門部会を設置しました。災害医療機能を担う市内精神科病院医師や消防、教育、地域福祉等多分野多職種が、災害時等におけるこころのケアの必要性などについて理解を深めました。
また、PFAセミナーの実施に際しては、それぞれがもつネットワークに情報発信してもらうことで多くの参加が得られました。ロールプレイなど和気あいあいとした中での学びから、ほぼ全員が「役立つ」との評価とともに、ネットワークの大切さを実感していただけたことは、大変うれしいことでした。
また、専門部会の中でPFAに関するガイドブックも作成できました。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

市の災害対応マニュアルでは各部班が実施すべき業務・役割が明確に示されていますが、被災者に安心・安全を提供するためには役割や専門性を超えた支援が求められます。また、支援者も「つながり」の中でこそ安心して適切な支援を行うことができます。
しかし、防災や有事に備えて「つながり」が大事と言っても、実際には市民も関係者も日常の生活や業務優先で、なかなか我が事と考えにくいのが現状です。「つながり」そのものがこころの健康の重要な要素でもあることから、防災活動に特化せず、メンタルヘルスにかかる講座や研修会等様々な取組みのなかで、リテラシー向上とともに「つながり」づくりのための仕掛けを工夫しています。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

先に述べたメンタルヘルス対策推進会議の専門部会の委員である、豊中市消防局救急救命課・救急普及啓発係長の富田真季子さんです。冷静、かつ強さと優しさを感じさせていただける頼れる存在で、日々の救急救命にかかる普及啓発活動の中心として活躍されています。また、PFAについても深くご理解いただき、消防局内へのセミナーの周知や運営等にもご協力をいただきました。今後も富田さんを窓口に、消防との「つながり」が進めばと願っています。
またいつかは、普及率の高い救命講習のなかに「救心」(薬ではありません)のエッセンスも加えていただけるといいなあ・・・なんて密かに期待しているところです。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

NHKの防災アプリはよく見ますが、恥ずかしながらこのサイトの存在は知りませんでした。
防災に関する情報が満載ですので、広く普及啓発していくための仕掛けが必要かと思いました。異常気象から毎年各地で大きな被害が出ていますので、国民の防災に対する関心は高まっていると思います。公共広告機構等を通じた発信などをしていただけると、サイトの存在を知り活用できるのではないかと思います。

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