まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

松嶋憲昭(まつしま・のりあき)

九州防災エキスパート会会長、(株)富士ピー・エス顧問、気象予報士

生年月日:1954年3月9日
出身地:福岡県
最近の防災・減災活動:
気象災害の講演(2016年14回)。熊本地震の復旧支援。
著書:「桶狭間は晴れ、のち豪雨でしょう」メディアファクトリー新書

・防災に踏み込んだ(取り組み始めた)きっかけは?

建設省鹿児島国道工事事務所に勤務していた1993年に大きな災害に遭遇し、気象災害の勉強を始め、2001年に気象予報士の資格を取得しました。退職後、九州防災エキスパート会(九州地方整備局OBで組織している災害支援のボランティア団体)の会長に就任しました。また、主に官公庁の防災担当者を対象に、年に十数回、気象災害の講演をしています。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

「歴史上の出来事を題材にした気象災害の解説書」を作りたいと思い、いくつかの出版社に原稿を送ったところ、新書として出版することができました。ただ、大幅な手直しを求められ、「気象から見た歴史の真相は?」という内容になりました。出版後、カルチャーセンターからの講演依頼や、番組製作会社から桶狭間の戦い・本能寺の変の天気解説の依頼がありました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

官公庁の防災担当者でも、例えば「瞬間風速30mの風」「時間50ミリ・70ミリ・30ミリと3時間に合計150ミリの雨が降った」と聞いても、どのような状態になるのかイメージできない人が多いのが現実です。情報を発信する側と受ける側の感覚を近づける工夫が必要だと感じます。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

防災活動をするようになって、広範な人たちと情報交換できるようになりました。例えば、本州と四国を連絡する瀬戸大橋を管理している本四高速とJR四国の双方で講演する機会があり、防災態勢について意見交換したことがあります。道路と鉄道、それぞれの事業者で気象情報の使い方が異なっているのがよく分かりました。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

防災に関する情報を収集しようとしても、どこに何があるのかが分からないことが多くあります。防災資料室の情報を、任意の言葉で検索できるようにしていただきたい。