まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

松川杏寧(まつかわ・あんな)

松川杏寧(まつかわ・あんな)

人と防災未来センター所属

生年月日:1984年1月12日
出身地:大阪府
最近の防災・減災活動:■論文
・"Crime Prevention through Community Empowerment: An Empirical Study of Social Capital in Kyoto, Japan," International Journal of Law, Crime and Justice(Online Available.)
・「災害時要配慮者の当事者力を高める手法の開発―別府市災害時ケアプラン避難行動編作成の事例調査から―」『地域安全学会梗概集』42,pp.151-154.
■講演・活動等
・災害時ケアプラン事業での福祉専門職向け研修の開発と実装(兵庫県、大阪府茨木市など)
・大阪府堺市、滋賀県での防災会議委員、兵庫県「災害時における住民の避難行動(安全確保行動)に関する検討会」委員など
・自治体職員向け研修および図上訓練演習、自主防災リーダー研修、民生委員・福祉職向け研修、教職員向け防災研修、住民向け防災講演会など(災害の基本から避難・避難生活、要配慮者対策について)

防災を取り組み始めたきっかけは?

同志社大学で博士の院生をしているときに東日本大震災が発生しました。自分自身の研究フィールドは変わらず犯罪予防でしたが、研究室全体の取り組みとして宮城県名取市での被災者支援、生活再建の取り組みに関わらせていただくようになりました。そこから、被災し生活を再建するということはどういうことなのか、その中で特に大きな課題を抱える災害時要配慮者についてどうすればいいのかを考える必要に迫られ、現在の取り組みに至っています。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

災害時要配慮者に被害が集中することが続いている現在の災害対応を変えるには、当事者と当事者の日常を知る福祉職が主体的に関わる形での個別の計画「災害時ケアプラン」の作成が必要です。別府市で先駆的に行われていたこの取り組みをほかの地域でも実施できるよう尽力してきましたが、今年度(平成31年度)から兵庫県下全体で実施する運びとなりました。良い波が来ていると実感しつつも、波に乗れるだけの力(人材育成や地盤の調整)がまだ未熟な部分があります。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

共助の要となる地域の力を育てようにも、様々な課題が山積していると感じています。世帯人数が大きく地域内でのつながりが濃かったかつてのつながり方は、現代の単身者があふれる時代にはそぐわないため、新しいつながり方を発見するところから始めなくてはなりません。また、時間にもお金にも余裕がなく、心にも余裕がなくなり、自分が信じる普通とは違う、異質な人々を排除しようとする動きが強くなってきているように感じています。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

この地域が特にとか、この方が特にといったことよりも、災害時要配慮者に関する取り組みについて思い悩んでいる自治体が非常に多く、研究成果からある程度の方向性や進め方をお示しできることが最近増えてきて、その関係でより多くの地域や人々とつながれたことは非常に励みになりましたし、またこの問題の重要性と優先性を再認識しました。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

より多くの人々が防災について考えることを身近に感じられるように、緩やかなネットワークづくりを継続的に支援していただけたらと思っております。

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