まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

松村圭一郎(まつむら・けいいちろう)

松村圭一郎(まつむら・けいいちろう)

公益社団法人熊本県柔道整復師会

出身地:熊本県熊本市
最近の防災・減災活動:熊本地震での被災者支援活動(平成28年4月)、災害医療研修会の実施(平成29年3月他)、(公社)日本柔道整復師会九州学術大会熊本大会 災害医療シンポジウム開催(平成29年7月)、熊本市防災訓練参加(平成29年10月)。※全て、当会活動の一環として

・防災に取り組み始めたきっかけは?

平成23年の東日本大震災発生時、当会から6名の会員が1週間、避難所で柔道整復術の施術による被災者支援活動を行い、当会もサポートしました。また、平成24年に九州北部豪雨災害が発生し、阿蘇地方の6避難所で2週間毎日、延べ52名の会員が同様に被災者支援活動を行いました。以上の経験がきっかけで、反省を踏まえ、平成24年12月に熊本県と災害時協定を締結し、毎年実技訓練も含めた災害医療研修会を行っています。また、会員を地域ごとに分けた組織図を作成しています。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

昨年4月の熊本地震での活動です。発災1か月前にも講師を迎え、毎年恒例の研修会で震度6強を想定した訓練を2年続けて実施したばかりでした。当会は災害担当理事を2名おき、JIMUTEFが実施する災害時研修会に会員が積極的に参加していて、業界で参加数は全国トップクラスでした。当会研修会を通して会員間で活動理念を共有し、発災時何を行うべきか明確だったことが、発災翌日の益城町の活動から、県内10市町村73避難所で約5600名の方々へ支援活動を組織的に行えた大きな要因でした。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

柔道整復師は骨折・脱臼の応急手当、打撲、捻挫、肉離れ等への施術が医師の同意なしにでき、停電など災害医療時にも活動できる多くの特徴を有しています。また、地元会員は災害時被災者であり、他県の応援も必要です。災害時対応への日頃の準備が、各県柔道整復師会で多少の差があることや、柔道整復師に何ができるのか等の県民や行政への広報活動が不足していることで、災害時に現場の方への活動説明・了承に時間を要したことがありました。そのことが当会の反省です。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

熊本県と災害時協定を締結したことで、当会活動に公的根拠を持つことができました。別に、日赤熊本支部にある特殊奉仕団として接骨・整骨赤十字奉仕団活動を10年以上続けており、このこともあって災害時活動に大変ご協力を頂きました。(公社)日本柔道整復師会及び九州各県の(公社)柔道整復師会からも多大なご協力・ご支援を頂きました。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

国民の中で災害について、情報を共有していくことが重要だと思います。したがって、情報発信していく活動が今後とも必要、かつ重要であることに間違いありません。さらなる情報発信や多くの方々による意見交換等もますます有意義だと思っており、期待しております。

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