まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

林田かおる(はやしだ・かおる)

林田かおる(はやしだ・かおる)

千葉県立矢切特別支援学校 校長

出身地:千葉県

・防災に取り組み始めたきっかけは?

平成29年に防災科学技術研究所により、本校の屋上に雲レーダーを設置しました。これを機に、江戸川と坂川に挟まれ水害の被害が心配される本校の立地から、児童生徒がこの雲レーダーの情報を活用し、まずは毎日の天気情報に関心をもち、自分達の生活に生かそうとする態度を育てることから始め、さらには自ら水害の危険性や避難の方法等を学ぶことに発展させ、「知的障害のある児童生徒が自分で考え行動できる防災訓練の実現」に繋げたいと考えています。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

本校の知的障害のある児童生徒(約5割が自閉的な傾向を併せ持つ)の障害特性から、昇降口に設置されたインフォメーションディスプレイに表示される雲レーダーの情報は、視覚的にわかりやすく、また明確な数値での表示であるという点は、学習上大変有効な学習教材であり、「理科」を学ぶことは本校の児童生徒にとって取り組みやすい学習であることがわかりました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

本校は「福祉避難所」の指定を受けています。障害のある方々の避難所生活について、様々な課題が挙げられていますが、肢体不自由等に比べ、外見からはわかりにくい「知的障害」「自閉症」等のある方々の障害特性の理解と共に、避難所生活についての課題が十分検討されていないと考えています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

防災科学技術研究所の全面的な御協力により、水害避難訓練時にAR体験をさせていただき、児童生徒自身が、「水害ってなに?」「水害ってこわい」「早く逃げなきゃ」という目的意識をもって訓練に臨むことができたことが大きな収穫でした。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

「防災」を考えるときに、障害のある方々の生活や障害特性理解を深め、ともに生きる社会を実現するために「心のバリアフリー」の視点を考えた取り組みを期待します。

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