まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

柳迫長三(やなぎさこ・ちょうそう)

広島市防災士ネットワーク 代表世話人
消防庁消防団員確保アドバイザー、広島県自主防災アドバイザー

生年月:1950年6月
出身地:広島県広島市
最近の防災・減災活動:平成29年2月にスリランカ政府高官の防災研修の対応に広島NPOセンターと協力し実施する。広島県内の自主防災組織の活性化を自主防災アドバイザーとして取り組み支援を行っている。広島市内では約100名の防災士とともに自主防災組織の活動支援を実施。また、顕著な活動を行う自主防災組織を招聘し、「市民防災講座」を開設するとともに、広島豪雨災害の被災地で復興交流館「モンドラゴン」で開催している防災教室をこれまで2年間続けている。広島県自主防災アドバイザーで作るグループで「JVOAD」に加入し、被災地の避難所運営のお手伝いを行う。
著書〔平成26年8月20日広島豪雨災害体験談集・平成27年9月関東東北豪雨災害体験談集・広島豪雨災害緊急避難マップ(土砂災害発生時の前兆現象を聞き取り調査しマップ化したものなど〕

・防災に取り組み始めたきっかけは?

広島市消防局職員として多様な災害現場で救助活動を実施している内に、被災地では同じことが繰り返されていることに気づき、多発する被災地の現場をみんなにお話しすることによって、被災経験のない地域の防災対策を高める必要があると感じました。さらに広島豪雨災害では防災訓練を続けていた地域の人的被害が減少できたことから、日頃からの防災への取組みが重要であることに気づきました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

平成26年8月広島豪雨災害の際、市職員として担当地域の自主防災組織の被災現場に駆け付けると、現場におられた主婦から「これまで実施していた防災訓練は、今回の災害では、何の役にも立たなかった。」と直接言われました。これまで正しいと思ってやってきたことが間違いであったことに気づきました。それ以降、被災者の生の声を聞き、住民が主体的・具体的な行動が取れるような訓練を進めています。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

現代社会は、他人から干渉されたくない風潮にあります。しかも社会構造や家族間においても変化してきました。これは通常の生活では許されるが、自分で対応できない災害時にはかえって被害を大きくすることに気が付いてほしいです。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

私の所属する「広島市防災士ネットワーク」は、最初10人位のグループから始めましたが、今では100人規模になりました。同じ思いの防災士が広島で活動しています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

全国の防災士を始め、防災に関心のある方は、ぜひ自分の身辺におられる方に防災についてお話しして下さい。私達は専門知識を持っている訳ではありませんが、被災して解ったことは、「しておけばよかったこと・反省したこと。」は沢山あります。そのような防災活動を進める上での課題などを、このサイトを通じて共有できると良いと思います。