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運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

椎野幸一(しいの・こういち)

2017年2月8日

椎野幸一(しいの・こういち)

神奈川県藤沢市防災組織連絡協議会 会長
御所見地区防災組織連絡協議会 会長

最近の防災・減災活動:
・市長の政策まちづくり委嘱委員として歴代4市長御所見地区の委員として活動
・藤沢市エコパートナー・環境審議会委員・外部評価委員(事業棚卸し・事業仕分け)
・地域活動団体関連として 宮原自治会長、御所見地区自治会連合会長、地区社会福祉協議会副会長
・講話関連 防災リーダー講習会講話、地区自主防災講話、藤沢市障がい者団体講話、農業活性化(ふるさと保全隊)他府県への活動事例発表

・防災に踏み込んだ(取り組み始めた)きっかけは?

某会社で得た知識(TQC・全社的品質管理)を活かし、問題解決を図ることを決意して、1996年4月早期退職を決意。この意思決定を妻が一つ返事で受ける訳がなかったが、私の熱意に負け、私の考え方に賛同。同時に私の得意分野である計画・実施・見直し・改善の管理による防災の地域活動が始まりました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

2011年東日本大震災が発生。その被災の教訓はなんだったのか?その教訓を活かす為「備え」は何か?の話し合いが始まりました。この状況をチャンスと考えた「運」が私を救いました。その施策は、「避難行動要支援者対策」5600世帯を対象に一斉に実施した「安否の確認訓練」でした。この訓練は首都圏ニュースで、藤沢市内でも先進的防災活動の事例として取り上げられ、藤沢市内の465の自主防災組織に活かされています。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

御所見地区は緑の大地が広がっている都市農業が盛んな地域特性があります。津波も来ない、密集住宅は少ない、比較的新しい家が多く、耐震に心配はない、等の環境から、防災意識(一人ひとりの意識)が高まらない中、御所見地区の「いいところはないか」と考えたところ、交通・防犯・生活環境・青少年育成協力会等地域のまちづくりが盛んであることに目を付けました。地域団体と連携し、まちづくりを狙いに、防災・減災取り組む姿勢を強く持ち、進めていっています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

御所見地区のまちづくりは、市政運営の総合指針2020取り組み、地域福祉計画2020見直し方針、地域活動団体の事業計画の三本の柱から、それぞれの団体が自ら事業計画を以て方策を展開しています。この背景から各団体との連携で地区社会福祉協議会との連携を強め、地域福祉計画の「安全安心のまちづくり」の柱、「お互いが、支え合い、つながる」地域づくりに取り組み、民生児童委員との連携した結果、「安否の確認訓練」も成功した一つです。又、隣の遠藤地区防災組織との連携があったおかげで、両地区の悩みであった防災リーダー講習会も成功のひとつといえます。両地区が交代で講習会を開くことになったことは、大きな要因といえます。もう一つは、「避難施設運営委員会」の取り組みで、顔の見えない訓練が問題となっていたので、2015年から合同の訓練をはじめています。この先、救援物資、ボランティアの受け入れ体制などを整え、藤沢市災害救援ボランティアネットワークの指導を仰ぎ、図上訓練の計画もしています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

情報の共有は市政運営・地域活動等で最も重要な一つです。この情報が全国各地に伝わって地域防災力の向上につながる手段としてすばらしい企画と考えています。ただ、私もITの活用による情報習得は苦手なほうですので、冊子に掲載する方法も考えていただければいいかなあと思います。いろいろの角度からの防災活動を紹介できるTEAM防災ジャパンの情報発信に期待しています。